こんにちは。新規事業の開発や既存業務の効率化などに使える補助金・助成金の無料診断 / 申請支援を行う『補助金サポート』を提供しているクラウド軍師運営チームです。
ECサイトの市場規模は、BtoBでもBtoCでも、またCtoCでも増加傾向にあります。インターネットの普及により、より多くの企業や個人がECサイトを運用するようになりました。
それに伴い、ASPカートの利用も増えてきています。
ASPカートとは、簡単にECサイトを構築できるツールのこと。これを用いることで、企業や個人は手軽にEC運用を始められます。
ASPカートは便利なツールですが、これにはさまざまな製品があり、それぞれ特徴は異なります。
そこで今回は、具体的な製品を挙げ、その特徴を比較しながら、ASPカートについて解説していきます。
ECサイトとは
ECとは、Electlic Commerce、つまり電子商取引を略した言葉です。電子商取引とは、インターネットを介して遠隔で行う商取引のことを指します。
そして、この電子商取引を行うWebサイトが、ECサイトです。ECサイトでは、商品やサービスが販売されており、ユーザーはサイト上で買い物を楽しむことができます。
他にも、インターネット上で買い物をできるサイトはネットショップやオンラインショップなどとも呼ばれますが、これらとECサイトは同じものだと考えると良いでしょう。
また、Webサイトの中には、オークションを行うものやフリマ機能を提供するもの、コンテンツを配信するもの、オンライントレードを可能にするものなどがありますが、電子的手段で取引を行うという点で、これらもECサイトの一種にあたります。
ECサイトは、大きく「自社EC」と「ECモール」に分類されます。これらの違いについては「自社ECサイトとECモールの違いとは?それぞれのメリット・デメリット等も解説」をご一読ください。
ECサイトを構築する5つの方法
ECサイトの構築方法としては、次の5つが挙げられます。
- ECモール
- ASPカート
- パッケージ
- オープンソース
- フルスクラッチ
このうち、ASPカート・パッケージ・オープンソース・フルスクラッチは、自社ECの構築に使われる手法です。
これらの方法にはそれぞれ異なる特徴があるため、EC構築にあたっては、自社に合った方法を適切に選択することが大切です。
ここでは、各方法の特徴を一覧でみていきましょう。
概要 | メリット | デメリット | |
ECモール | 「既存のECモールに出店」という形で、ECサイトを構築する方法 |
|
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ASPカート | ECサイトの構築に必要な一連の機能を搭載したクラウドサービスを用いる方法 |
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パッケージ | ECサイトの構築に必要な機能がワンパッケージになったソフトを用いる方法 |
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オープンソース | 一般公開されているソースコードを基礎にECサイトを構築する方法 |
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フルスクラッチ | ゼロから自社でECサイトの構築を行う方法 |
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このように、構築方法によってできることやかかるコストは大きく異なります。ECモールやASPカートはコストを抑えたい小規模EC向け、パッケージやオープンソース、フルスクラッチはリソースを大量導入できる大規模EC向けだといえるでしょう。
各方法で用いることができる具体的な製品については「おすすめのECサイト構築サービスを比較:構築方法別に紹介」でご紹介しています。
ASPカートにできること
前述のとおり、ASPカートでは、手間とコストを抑えながら簡単にECサイトを構築することができます。
ページ作成機能やカート機能、商品・在庫管理機能、販促機能等の基本機能はあらかじめ搭載されているため、ユーザーが自身で機能を追加する必要はありません。
カスタマイズ性は限定されるものの、テンプレートの用意は豊富なものが多いため、ある程度はデザインにもこだわることも可能です。
また、ASPカートの利用には継続的に販売手数料や決済手数料等の手数料がかかるものの、初期費用はかなり抑えることができます。サービスによっては無料で始められるものも。
初期費用を抑えられれば、その分失敗のリスクは低減されるでしょう。
さらに、クラウドサービスであるため、常にベンダー側から最新の機能が提供されるのも、ASPカートの特徴。自社での更新やパッケージのような改修の手間は必要ありません。
手軽さが魅力のASPカートは、「コストと手間をかけずに、リスクを抑えながらEC構築を行いたい」という人におすすめです。
【比較表】完全無料で利用できるASPカート4選
ここからは、現在リリースされているASPカートサービスについて、その特徴を比較していきます。
まずご紹介するのは、次の4つのサービスです。
初期費用・月額料金 | 手数料 | 決済方法 | 商品登録数 | デザインテンプレート数 | 独自ドメイン取得 | |
BASE | 無料 | 【スタンダード】
【グロース】
|
| 1,000件/日 |
| ︎○ |
STORES | 【フリー】
【スタンダード】
| 【フリー】
【ベーシック】
|
※ベーシックプランのみ | 無制限 | 48種類 | ○ ベーシックプランのみ |
Square オンラインビジネス | 無料〜 |
|
※その他要問い合わせ | 30,000点以上 | 要問い合せ | ○ 有料プランのみ |
イージーマイショップ | 【無料版】
【スタンダード】
【プロフェッショナル】
| 【無料版】
【その他】
|
| 無制限 | 要問い合わせ | ︎○ |
※各サービスの最新の情報・詳細については、各公式HP等をご確認ください。
各サービスについて詳しくご説明します。
BASE
BASEは、とにかく費用を抑えたいという方におすすめのASPカートサービスです。
初期費用や月額料金は無料で、費用が発生するのは料金が売れた時の手数料だけ。「売れるまで0円」で利用できるため、金銭負担とリスクを抑えながら、ECサイトの運営を始めることができます。
2つ用意されているプランは、月ごとに変更することも可能。閑散期はスタンダードプラン、繁忙期はグロースプランに変更する等、店舗の状況に合わせたプラン変更は、手数料負担の軽減に効果的です。
また、AIを用いたページの自動生成機能や各種マーケティング機能も搭載。これらは、EC構築・運営の手間削減に役立ちます。
初期費用・月額料金 |
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手数料 |
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機能例 |
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STORES
STORESも無料で始められるASPカートサービスのひとつ。フリープランであれば、初期費用・月額料金無料でECサイトの運営を始められます。
決済手数料は5%とやや高めですが、初期費用を抑えられる分、リスクは低減できるでしょう。
STORESは機能も豊富で、基本機能からユニークな機能まで、さまざまな機能が搭載されています。マーケティングや事務作業をサポートする機能も多いため、運営の効率化にも有効です。
また、無料テンプレート数の多さとそのデザイン性の高さも魅力。デザインパーツは自由に編集できるので、カスタマイズ性を重視する方にもおすすめです。
初期費用・月額料金 |
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手数料 |
|
機能例 |
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Square オンラインビジネス
Square オンラインビジネスは、初期費用・月額料金無料で始められるサービスです。決済手数料も低めなので、コストを抑えながら、ECビジネスを運用できます。
このサービスは、オンラインと実店舗両方での商品販売に対応可能。SNS販売にも対応し、さまざまな販売チャネルを一元管理することができます。
さらに、事業者とユーザー双方に向けた使いやすさも特徴。事業者は簡単な操作でECを構築・運営でき、ユーザーはアプリのような感覚でスムーズにショッピングを楽しめます。
初期費用・月額料金 |
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手数料 |
|
機能例 |
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イージーマイショップ
イージーマイショップ は、セット販売やオーダーメイド商品販売に特化したASPカートシステムです。単品とセットの同時販売や在庫調整といったセット販売機能や個別のカスタムに対応できるオーダーメイド機能、また定期購入や頒布会、サブスクリプション等のリピート購入機能が豊富で、オンライン上で柔軟な販売方式を実現することができます。
無料プランであれば、初期費用はもちろん月額料金、手数料もなしで利用可能。有料プランでは初期費用・月額料金は発生するものの、手数料はかかりません。
HTML等の専門知識がなくても簡単にEC構築ができる点、また豊富なテンプレートと機能で充実したECサイトを実現できる点も、イージーマイショップ の特徴です。
初期費用・月額料金 |
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手数料 |
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機能例 |
|
【比較表】初心者におすすめの有料ASPカート5選
次に、操作が簡単で初心者におすすめしたい有料のASPカートについてご紹介します。
ここで挙げるのは、次の5つのサービスです。
初期費用・月額料金 | 手数料 | 決済方法 | 商品登録数 | デザインテンプレート数 | ドメイン取得 | |
メルカート |
| 各種決済手数料が発生 |
| 無制限 | 複数有り | ○ |
カラーミーショップ | 【レギュラー】
【ラージ】
【プレミアム】
| 【レギュラー・ラージ】
【プレミアム】
※月額基本料金が発生する決済手段有り |
| 無制限 | 10種類(無料) | ○ |
らくうるカート | 【ライト】
【レギュラー】
【アドバンス】
| 【ライトプラン】
【レギュラー・アドバンス】
|
| 無制限 ※ライトプランは10,000点 | 40種類 | ○ ※ライトプラン除く |
Shopify | 【ベーシック】
【スタンダード】
【プレミアム】
| 【ベーシック】
【スタンダード】
【プレミアム】
|
| 無制限 | 100種類以上 | ○ |
MakeShop | 【プレミアム】
【エンタープライズ】
| 【プレミアム】
【エンタープライズ】
|
| 【プレミアム】
【エンタープライズ】
| 17種類 | ○︎ |
※各サービスの最新の情報・詳細については、各公式HP等をご確認ください。
各サービスについて詳しくみていきましょう。
メルカート
メルカートは、パッケージサービスで知られるecbeingがリリースしたASPカートシステム。データ活用による売上アップや業務効率化を実現できるサービスです。
導入事業者の平均売上成長率はなんと603%!継続率やサポート満足度も高水準を維持しています。
食品やアパレル、定期販売等、各事業に適したサービスパックが用意されている点が、メルカートの特徴。必要な機能がひとまとめになっているので、EC構築の手間を省くことができます。
また、自社ECだけでなく、ECモールへの出店サポートも可能。越境ECやマーケティング支援にも対応し、理想のEC構築・運営をサポートします。
さらには、メルカートからパッケージ版のecbeingに移行することもできるので、事業の成長に合わせたEC構築・運用が叶います。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、コストパフォーマンスに優れたASPカートです。初期費用・月額料金は発生するものの、販売手数料はなく、決済手数料も業界最安水準の3.14%~。売上規模が大きくなるほど、コスト負担を抑えることができます。
プランは、事業のフェーズに合わせた3種類を展開。
同一ドメイン内に無料でWordPressを導入できる点も、カラーミーショップの魅力でしょう。WordPressの運用では、集客や顧客エンゲージメントの向上を目指すことが可能です。
80種類以上の基本テンプレートと自由度の高いカスタマイズ機能で、独自のデザインを生み出すことができるため、自社の独自性をアピールしたい方にもおすすめです。
らくうるカート
らくうるカートは、配送業者のクロネコヤマトが提供するネットショップ開業サービス。物流のノウハウを生かし、受注から配送までシームレスな業務連携を可能にします。
らくうるカートでは、ライトプランの場合、初期費用も登録料も数千円と低価格です。利用手数料はかかるものの、コストを抑えながらECを構築・運用できます。
また、構築方法はシンプルで手軽。販売・決済・伝票発行・配送・受取・精算等の基本機能はまとめて導入でき、各機能の連携により管理も簡単です。
シンプルで使いやすい機能は、ECサイト導入のハードルを下げ、事業の可能性を広げることにも繋がるでしょう。
さらにヤマト運輸の送り状発行システム「B2クラウド」とはAPI連携が可能。これにより、事務作業の手間も軽減することができます。
Shopify
Shopifyは、170以上もの国々で利用されているASPカートシステム。アメリカのEコマースの10%以上を占める世界的に人気のサービスです。
Shopifyは、他サービスに比べ拡張性に優れている点が大きな魅力。さまざまなアプリやテンプレートの利用により、独自性を追求することができます。
ただし、各種アプリは英語対応のみのものが多く、サポートもあまり充実していないため、構築・運用にあたっては語学に優れた人材が必要でしょう。
また、Shopifyは越境EC機能に優れている点も特徴的です。多言語や多通貨に対応し、決済手段も豊富なので、海外展開を予定している事業者におすすめ。
オムニチャネルにも対応し、多様な販路を管理することができます。
MakeShop
MakeShopは、GMOグループが提供するECサイト構築サービスです。あらゆる業態・商材に対応するこのサービスは、12,000社以上の導入実績を持ち、高い顧客満足度を誇ります。
このサービスは、売上手数料なし、決済手数料3.14%〜の優れたコストパフォーマンスが特徴。無料サポートも充実していて、ECの構築・運用に慣れていない方でも、有資格者による支援を受けることができます。
また、搭載機能数はなんと651種類!あらゆる販売方式やマーケティングに役立つ機能で、EC運営を支えます。
海外対応機能も充実しており、無料かつワンクリックで利用可能なので、越境ECにも向いています。
【比較表】リピート通販におすすめの有料ASPカート9選
次にご紹介するのは、リピート通販に特化した有料のASPカートサービスです。
次の10種のサービスの特徴を比べていきましょう。
初期費用・月額料金 | 手数料 | 決済方法 | 商品登録数 | デザインテンプレート数 | ドメイン取得 | |
ecforce | 【スタンダード】
【エキスパート】
| 要問い合わせ |
| 無制限 | 要問い合わせ | ○︎ |
W2 Repeat | 【スタンダード】
【プロフェッショナル】
|
|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
カラーミーリピート |
|
|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ | × |
侍カート | 【ASP】
【カスタマイズ】
【フルスクラッチ】
| 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無制限 | 要問い合わせ | ○︎ |
リピスト |
| 要問い合わせ |
| 無制限 | 要問い合わせ | ○︎ |
サブスクストア | 【スタンダード】
【プレミアム】
| 要問い合わせ |
| 要問い合わせ | 要問い合わせ | ○︎ |
たまごリピート | 【ASP】
【GOLD】
|
|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ | ○︎ |
aishipR | 【エントリー100】
【エントリー500】
|
|
| 【ASP】
【GOLD】
| 要問い合わせ | ○︎ |
楽楽リピート |
| 要問い合わせ |
| 要問い合わせ | 要問い合わせ | ○︎ |
※各サービスの最新の情報・詳細については、各公式HP等をご確認ください。
各サービスについて詳しくご説明します。
ecforce
ecforceは、定期販売ビジネスに必要な機能を豊富に搭載したEC構築プラットフォームです。
定期販売ビジネスでは、デジタルマーケティングが非常に重要な役割を果たしますが、ecforceではこの業務を一元的に管理・実施することが可能。広告の最適化、CVR・購入単価の最大化、リピート率改善、解約防止を助ける各種機能により、安定的なオンライン定期販売を実現します。
販促機能も豊富で、クーポンやキャンペーンはもちろん、配送商品のカスタマイズや会員ランクごとのプロモーションにも対応可能です。
売れる仕組みを搭載したECサイトを実現できるecforceでは、ブランドや商品の魅力を最大化し、売上アップを目指すことができます。
W2 Repeat
W2 Repeatは、D2Cリピート通販向けのEC構築プラットフォーム。年商100億円以上の大企業からスタートアップまで、幅広い規模・業種の会社に導入されています。
このサービスには1,000を超える機能が用意されており、特にリピート通販に特化した機能が豊富。ステップメールやセット販売、アップセル・クロスセル等の機能で、リピート通販の売上アップをサポートします。
LTVを最大化させる機能も多く、安定的な売上を目指せる他、各種管理機能では事務作業の効率化も実現可能です。
導入企業の平均EC売上成長率は354%。W2 Repeatの導入で、企業は大きな売上成長を目指すことができます。
またデザインの柔軟性も高いので、ブランディングに力を入れたい方にもおすすめです。
カラーミーリピート
カラーミーリピートは、リピート通販向けのASPカート。生活必需品や嗜好品、化粧品、健康食品等、リピート向け商材の販売を、使いやすさと豊富な機能でサポートします。
最短10分で販売を始められる手軽さが、カラーミーリピートの魅力。
販売開始まで料金はかからないため、初期費用を抑えたい方にもおすすめです。
また、リピート通販のページは、ホームページやブログに埋め込むことも可能。既存のコンテンツを活かしながら通販を始めることができます。
侍カート
侍カートは、定期単品リピート通販・D2C事業者向けのECプラットフォームです。
必要な機能が全て揃ったオールインワン型のこのシステムでは、優れた販促機能により売上の最大化を目指すことが可能。分析機能はもちろん、アップセル・クロスセル機能も揃っており、LTV向上を目指すこともできます。
搭載機能は548種と網羅的で、特にD2C通販と定期通販機能が豊富。
柔軟なカスタマイズにも対応し、サポート・コンサルティングサービスも充実しています。
リピスト
リピストは、「顧客には感動するリピートを ビジネスには加速と創造を」をモットーとするECカートシステム。CVおよびLTVの向上に強いこのサービスには、豊富なノウハウを生かし売上を最大化する機能が多数搭載されています。
通常の定期購入だけでなく、頒布会や選り取り購入にも対応可能。
LPを活用してより効果的な販促を行える他、顧客のランク分けや友達紹介によるクーポン配布、アップセル、広告のADコード管理等、多彩な機能でリピート通販をサポートします。
サブスクストア
サブスクストアは、業界シェアNo.1のサブスク・D2C・定期通販・単品通販向けのECカートシステム。商品管理や顧客管理といった必要機能を一元管理し、さらに物流やコールセンターサービスとの連携もサポートする、包括的サービスです。
サブスクストアには、LP一体型フォームやカゴ落ち率改善フォーム、アップセル・クロスセル施策等、コンバージョン率や顧客単価を向上させるあらゆる機能が標準搭載されています。
各種管理・マーケティング機能も豊富で、これはEC運営業務の効率化に有効でしょう。
さらに、このサービスはサポートも充実。専門スタッフによる支援は、EC立ち上げから運用まで一気通貫で行われます。
たまごリピート
たまごリピートは、定期購入に特化したプロ事業者専用D2Cリピート通販システム。
定期コース設定や定期特典、クレジット自動引き落とし等、定期通販に必要な一連の機能が搭載されています。
デザインはフルカスタマイズが可能で、APIを用い機能も充実させることができるため、独自性を追求したい事業者にもおすすめ。マーケティング機能やバックヤード機能も豊富で、EC運営業務を一元管理し、効率化させることが可能です。
専任担当制でサポートが手厚く、またユーザー同士の情報交換を通してより良いEC運用を目指せる点も、このサービスの魅力です。
aishipR
aishipRは、「スマホで売れる」を叶えるクラウド型ECサイト構築ASPカートサービス。全てがモバイルファーストな設計になっており、これによりユーザーの利便性を高め、売上向上を実現します。
このサービスは、高機能な販促機能や優良顧客化機能を搭載。各機能は常に最新性を保つことが可能です。
デザインや機能の自由度も高く、外部システムとの連携にも柔軟に対応します。
また、サーバーの拡張機能により安定のアクセスを実現し、販売機会の喪失を回避。
付加価値の高いサポート提供で、事業者の課題を解決します。
楽楽リピート
楽楽リピートは、定期通販・単品通販に特化したCRM(顧客関係管理)に強いASPカートです。数億〜数十億の売上を目指す事業者向けのサービスで、導入により売上向上と業務効率化を実現できます。
豊富なノウハウと多くの事業者の声を落とし込んだこのサービスでは、多くの機能がカートとセットになっている点が特徴。例えば、LPやアップセル、クロスセル、パーソナライズ、LINE、メルマガ等。
シームレスな流れで、ユーザーの離脱を防ぎ、購入を促進することができます。
また、既存カートからの移行サポートが手厚い点も、楽楽リピートの魅力でしょう。
【比較表】その他おすすめの有料ASPカート6選
最後に、ここまでご紹介したもの以外のASPカートサービスを6つ比較していきます。
初期費用・月額料金 | 手数料 | 決済方法 | 商品登録数 | デザインテンプレート数 | ドメイン取得 | |
FutureShop | 【小・中規模】
【大規模】
| 要問い合わせ |
| 10,000点 | 要問い合わせ | ○︎ |
ショップサーブ |
|
|
|
※プラス1,000点ごとに追加料金発生 | 150種類以上 | ○︎ |
楽楽B2B | 【スタンダード】
【プロフェッショナル】
|
|
| 【スタンダード】
【プロフェッショナル】
※プラス5,000点ごとに追加料金発生 | 要問い合わせ | ○︎ |
Bカート | 【ライト】
【プラン10】
【プラン30】
【プラン50】
【プラン100】
【プラン300】
| 要問い合わせ |
| 【ライト】
【プラン10】
【プラン30】
【プラン50】
【プラン100】
【プラン30】
| 26種類 | ○︎ |
アラジンEC | 要問い合わせ(月額固定型) | 要問い合わせ |
| 要問い合わせ | 要問い合わせ | ○︎ |
EC-Rider B2B | 【ライト】
【ビジネス】
| 要問い合わせ |
| 要問い合わせ | 要問い合わせ | ○ |
※各サービスの最新の情報・詳細については、各公式HP等をご確認ください。
各サービス内容を詳しく確認していきましょう。
FutureShop
SaaS型EC構築プラットフォームFutureShopは、最新のテクノロジーとヒトによるサポートを効果的に提供するサービスです。
高い柔軟性で最高のUI・UXを実現するのが、このサービスの特徴。エンジニア以外の専門知識のない人でも運用改善を実施できる機能が搭載されているため、よりスピーディーな対応が可能で、これにより事業者は販売機会を最大限に活用することができます。
また、純正機能と外部連携サービスにより、機能も充実!これは安定した売上の確保に繋がります。
ショップサーブ
ショップサーブは、リピート購入の強化と業務効率化に特化した、法人用ASPカートシステム。
業界トップのAPI数を誇り、カスタマイズ性に長け、柔軟なEC構築・運用を可能にするこのシステムは、CRM機能も標準搭載しており、CV・LTV向上を実現します。
また、プレミアム回線や24時間有人監視等により、高速性と安定性に優れたEC運用を叶える点も、ショップサーブの特徴。これは、失注防止・売上向上に効果的です。
楽楽B2B
楽楽B2Bは、BtoB専用のEC構築・受発注システム。面倒な従来の企業間取引を効率化し、煩雑な業務を一元化します。
またこのシステムでは、既存取引をEC化できるだけでなく、新しい販路を開拓することも可能。専用ECサイトで販路を広げながら、その受発注業務を自動化することで、売上を上げつつ、業務負担を削減することができます。
さらに、事業者にとっても発注側にとっても優れたUI・UX設計は、システム移行の大きな強みとなるでしょう。
Bカート
Bカートは、BtoBの受発注業務に特化したASPカートシステムです。本格的なこのシステムは、月額9,800円〜利用開始が可能。 SaaSだからこその、即日スモールスタートにも対応します。
Bカートでは、各種機能によってヒューマンエラーの削減・業務の属人化解消・作業時間短縮を実現することができます。
さらに、BtoB特有の商習慣への対応ができるため、 BtoCとの棲み分けも可能です。
また、APIにより、開発コストを抑えながら幅広い機能を搭載できる点も、Bカートが選ばれる理由のひとつです。
アラジンEC
アラジンECは、ユーザーの声を反映して生まれたBtoB EC・Web受発注システム。FAXや電話による非効率な受注をEC化し、業務効率の改善をサポートします。
このシステムは、企業間取引に必要な機能がワンパッケージになっている点が特徴。BtoC向けASPをBtoBに用いた時のような使いづらさはありません。
また、柔軟で的確なカスタマイズが可能なので、特殊な商品の販売や業務フローの推進にも対応します。実際に、アラジンECはあらゆる業種・業態の事業者に利用され、高い評価を得ているようです。
EC-Rider B2B
EC-Rider B2Bも、企業間取引に特化したEC構築システム。FAXや電話等のアナログな手段で行われることが未だ多い卸売や仕入れ、購買部門による調達業務をシステム化し、効率化します。
このシステムでは、卸売や仕入れの管理だけでなく、卸売サイトの開設によって多数のサプライヤーとバイヤーを繋ぐことも可能。業務を効率化しながら、事業の可能性も広げることができます。
また、外部システムとの連携やカスタマイズ機能にも長けており、柔軟なEC構築を実現。あらゆる面から、ビジネスの成長をサポートします。
ASPカートを利用するメリット
ASPカートを利用してECを構築することには、次のメリットが期待できます。
- ECサイト構築・運営に必要な基本機能が搭載されている
- ECサイトの構築・運営費用を抑えられる
- サーバーの運営・保守管理の手間が省ける
上記3つのメリットについて詳しくみていきましょう。
ECサイト構築・運営に必要な基本機能が搭載されている
多くのASPカートには、ECサイトの構築や運営に必要な基本機能が、全て搭載されています。例を挙げてみましょう。
- ページ作成・デザイン機能
- ショッピングカート機能
- 受注管理機能
- 商品・在庫管理機能
- 顧客情報管理機能
- 分析・販促機能 等
上記の機能は、ECサイトの構築・運営に欠かせません。フルスクラッチ等の方法を用いる場合、企業はこれらの機能をそれぞれ開発し、連携させていく必要があり、これには多大な手間と時間がかかります。
しかし、ASPカートを利用すれば、ユーザーはこれらの機能をひとつずつ開発・導入する必要はありません。基本機能は初めから用意されているため、利用登録さえ行えば、すぐにページを作成し、ECサイトをオープンさせることができます。
他の構築方法では、ECサイトのオープンまでには数ヶ月〜数年かかりますが、ASPカートであれば、この期間を1,2週間に短縮することも可能でしょう。
これにより、手間と時間、人的リソースを削減できる点は、ASPカートを利用する大きなメリットです。
ECサイトの構築・運営費用を抑えられる
ECサイトの構築費用や運営費用を抑えられる点も、ASPカートを使ってECサイトを構築するメリットのひとつです。
まずは、各構築方法にかかる費用相場をみてみましょう。
構築費用 | 運営費用 | |
ASPカート | 無料~数万円 | 無料~数万円 |
ECモール | 無料~数万円 | 無料~数万円 |
パッケージ | 300万円〜 | 数万〜数十万円 |
オープンソース | 無料〜300万円 | 数万〜数十万円 |
フルスクラッチ | 1,000万円〜 | 数十万円〜 |
これらはあくまで目安ですが、ASPカートやECモールを利用する場合、他の方法を用いる場合と比べ、費用は格段に抑えられます。簡単なシステムにより、多くの人員を割いたり専門知識を持つ人を雇ったりしなくてもECサイトを構築・運営することが可能であるため、人件費も嵩むことはないでしょう。
構築費用を抑えられればECモールの失敗リスクは低減され、また運営費用を抑えられれば高い利益率を確保することが可能です。
一方、他の方法でECサイトを構築するには、初期費用としてまとまった額の金銭が必要であり、人件費も嵩みます。これは、特にリソースの少ない中小企業にとって、大きなデメリットだといえるでしょう。
まとまった金銭がなくても始められるASPカートにより、ECサイト運営のハードルは下がります。これによって、より多くの人がEC事業に参入できるようになる点は、ASPカートの魅力です。
サーバーの運営・保守管理の手間が省ける
パッケージやオープンソース、フルスクラッチでECサイトを構築した場合、その後の運営や保守の作業は基本的に自社で行わなければなりません。つまり、運営・保守管理のために常に人手を取られ、人件費がかかるのです。
また、場合によっては機能更新のため、定期的な改修が必要になり、これには多額の費用がかかります。
一方、クラウド型のASPカートの場合、運営・保守管理作業は、全てサービスを提供するベンダー側が担います。ASPカートを用いてEC構築を行った企業は、運営・保守に自社の人員を割くことなく、常に最新の機能やセキュリティを利用することができます。
運営・保守管理の手間がなく、ECサイトの運営だけに専念できる点は、ASPカートの魅力です。
ASPカートを選ぶ際の3つの比較ポイント
ご紹介したように、一言でASPカートといっても、その製品には多くの種類があります。製品によって「できること」は大きく異なるため、企業は自社のニーズに合った製品を選ばなければなりません。
この製品選定にあたって、特に重要視したいポイントが次の3つです。
②販促機能の充実度
③事務作業の効率化
ここでは、上記の各ポイントについて解説します。
【ポイント①】販売方式の対応範囲
近年のECサイトでの販売方式は、多様化しています。例えば、予約販売や定期販売、抽選販売、限定販売、ダウンロード販売、ライブコマース、タイムセール等。
このような販売方式の多様化により、商品・サービス販売の可能性は広がりを見せてきました。
ただし、どのASPカートを選ぶかによって、対応している商品・サービスの販売方式は異なります。もし利用したASPカートが、自社で予定している販売方式に対応していなければ、予定通りECサイトをオープンさせることはできません。
このような事態を避けるためには、「どんな販売方式に対応しているか」を確認した上で、利用するASPカートを決める必要があります。EC構築にあたっては、各製品のホームページをよく確認し、自社で行いたい販売方式に対応しているものを選びましょう。
【ポイント②】販促機能の充実度
ASPカートの選定では、販促機能にも注目すべきです。売上に直結する販促機能は、ECサイトの運営にとって非常に重要です。
この販促機能の例としては、メルマガ配信、SNS連携、クーポン発行、ポイント付与、レビュー機能、レコメンド機能等が挙げられます。
販促機能の種類が多いほど、ターゲットの枠も広がるため、できるだけ販促機能が充実したASPカートを選ぶと良いでしょう。
【ポイント③】事務作業の効率化
ECサイトの運営では、多くの事務作業が発生します。例えば、受注管理や商品・在庫管理、顧客管理等。企業のリソースによっては、複数のタスクが発生するこれらの事務作業が他の業務を圧迫し、従業員の負担を増やしてしまうこともあり得るでしょう。
この問題を解決するためには、事務作業の効率化が必要です。各種タスクの自動化や配送業者との連携等、効率化のための機能も、ASPカートには搭載されています。
ただし、どんな機能が搭載されているかは製品によって異なります。よって、ASPカートの利用にあたっては、自社のEC運営体制と課題を明確にした上で、その課題解決に役立つ機能を持つ製品を選ぶようにしましょう。
まとめ
ASPカートの利用は、EC構築の手間とコストを抑えるために有効な手段です。オープンソースやフルスクラッチに比べるとカスタマイズ性は劣るものの、近年では柔軟性にこだわったサービスも多いことから、費用対効果の高いEC構築・運用が叶うでしょう。
ただし、どのASPカートを選ぶかによって「実現できること」は異なります。よって、製品を選ぶ際には、自社のECで実現したいことを明確にした上で、それを叶えることができる機能を持つASPカートを選ぶようにしましょう。