こんにちは。新規事業の開発や既存業務の効率化などに使える補助金・助成金の無料診断 / 申請支援を行う『補助金サポート』を提供しているクラウド軍師運営チームです。

EC構築サービスの誕生により、ネットショップ開業のハードルは低下しています。手間の面でもコストの面でもかかる負担は小さくなり、その結果個人でネットショップを立ち上げ、運営する人も多くなってきました。
一人でのネットショップ運営には、メリットもデメリットもあります。では、それはどのようなものなのでしょうか。

今回は、ネットショップを一人で運営するメリットやデメリット、おすすめのEC構築サービスについて詳しく解説します。

自社に合ったECサイトの展開戦略とは?
ケース別におすすめのECサイト構築方法を解説中!【資料を見てみる】

ネットショップを一人で運営するメリット

ネットショップを一人で運営することで得られる主なメリットは、次の2つです。

  • コストを抑えられる
  • 状況に応じて柔軟に運営できる

詳しくみていきましょう。

【メリット①】コストを抑えられる

ネットショップを複数人で運営すると、その分人件費がかかり、コスト負担は大きくなります。人件費は固定費です。売上が少ないからといって削ることはできません。

しかし、一人でのショップ運営なら、このコストを大幅に抑えることが可能です。まだショップの運営が軌道に乗らず売上が少ない場合でも、人件費が少ない分、コストの負担を減らすことができます。

【メリット②】状況に応じて柔軟に運営できる

状況に応じて、自分の判断で柔軟な対応を取れる点も、ネットショップを一人で運営するメリットのひとつです。
一人での運用であれば、何か施策をしたいと思った時に、他の人に意見を聞いたり了承を得たりする必要がありません。自分が実施したいと思った施策を自身の判断で即座に実施することができます。
これにより素早く柔軟な判断ができれば、スピーディーに変わっていく消費者ニーズにも対応しやすいでしょう。

自社に合ったECサイトの展開戦略とは?
ケース別におすすめのECサイト構築方法を解説中!【資料を見てみる】

ネットショップを一人で運営するデメリット

一人でのネットショップ運営には、メリットがある一方で、次のようなデメリットも存在します。

  • まとまった休みを取りづらい
  • 運営に関する相談相手がいない

詳しくご説明しましょう。

【デメリット①】まとまった休みを取りづらい

ネットショップは、実店舗と異なり、24時間365日開いています。これは、顧客にとって利便性が高く、またショップが販売機会の損失を防ぐのにも効果的です。

しかし、それを一人で運営するとなると、運営者の負担は大きくなります。常に開店しているショップの受注や問い合わせに一人で対応しなければならないためです。
よって、ネットショップを一人で運営するとなると、その運営者がまとまった休みを取るのは困難でしょう。

【デメリット②】運営に関する相談相手がいない

自分自身の判断により、柔軟でスピーディーな対応ができる点は、一人でのショップ運営の利点です。
しかし、それは裏を返せば、判断に迷った時に相談する相手がいないということ。相談相手がいないことで、判断を誤ったりアイディアの幅が狭まったりする可能性が懸念されます。

このリスクを避けるためには、EC構築サービスのサポートを利用したり他のネットショップ運営者と繋がりを持ったりして、判断に迷った場合の相談相手を確保しておくことが大切です。

個人のネットショップを開設・開業する手順

個人でのネットショップ開設は、次の手順沿って行うのが一般的です。

  1. 事業計画を立てる
  2. 販売に必要な資格・許可を取得する
  3. 商品の仕入れ方法を決める
  4. 出店先を決める
  5. 開業届を提出する

各手順について解説していきます。

【手順①】事業計画を立てる

ネットショップ開設にあたっては、まず事業計画を立てなければなりません。
事業計画とは、事業の内容や目標、収支計画などをまとめた計画および書類のこと。その内容は事業の基礎となるため、慎重に策定する必要があります。

この計画の中では、販売する商品やコンセプト、ターゲット、予算なども明確にし、また具体的なシミュレーションのもとで収益性についても記載するようにしましょう。

【手順②】販売に必要な資格・許可を取得する

商品によっては、取り扱いにあたって特別な資格や許可が必要な場合があります。例えば、中古品を取り扱うのであれば古物商許可が、アルコール飲料を取り扱うのであれば酒類販売業免許が必要になります。

中には免許の有無に関わらず取り扱うことができないものもあるので、法律や利用サービスの規定は事前によく確認しておくようにしてください。

【手順③】商品の仕入れ方法を決める

ネットショップで商品を販売するには、仕入れる商品とその仕入れ方法についても決めておく必要があります。
既製品を取り扱うのであれば、メーカーや卸業者との取引が必要になるので、そのための手続きを行わなければなりません。またオリジナル商品を取り扱うのであれば、その原材料の仕入れルートの確保が必要になります。

仕入れは、ショップ運営の成功を左右します。健全な運営を続けるためには、最適な仕入れ計画を練ることが重要です。

【手順④】出店先を決める

ネットショップの構築・開設方法には、複数の種類があります。大企業であれば、フルスクラッチやオープンソースにより費用と時間をかけて自社ECを構築することが多いですが、個人のネットショップであれば、手軽で費用も抑えられるASPサービスや既存モールを利用した出店が一般的でしょう。

ASPサービスやモールには種類があるため、ショップ開設にあたってはどのサービス・モールに出店するか選ばなければなりません。それぞれのサービス・モールの特徴はもちろん、扱う商品やターゲット層、利用料金を踏まえながら、自身のショップに合ったサービス・モールへの出店を目指しましょう。

【手順⑤】開業届を提出する

ネットショップを開設し事業として運営するには、税務署への開業届の提出が必要です。
その期限は事業開始から1ヶ月以内。書類作成は簡単なので、この手続きを失念しないよう気をつけましょう。

ECサイトの構築方法にお困りですか?『ECサイト制作ガイド』では、費用・目的ごとの制作方法やECサイト制作に使える補助金なども解説しています。【資料を見てみる】

ネットショップ運営を一人で成功させるポイント

ネットショップを一人で運営する際には、必ず次の4つのポイントを意識するようにしましょう。

  • 初めの仕入れは少なめにする
  • マーケティングを意識して集客する
  • 顧客満足度を向上させる
  • 細かい収支も管理する

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

【ポイント①】初めの仕入れは少なめにする

ショップを開業してすぐの時期には、商品の仕入れは少なめにしておきましょう。なぜなら、開業直後は商品の販売傾向を判断する情報が少ないためです。
情報が少なければ、適切な仕入れ数を把握するのも難しいため、在庫過多を避けるためにも、商品の仕入れは少なめにしておくべきでしょう。

そもそも、開業直後はまだショップの知名度が低く、運営も軌道に乗っていないことが多いです。商品が売れる数も限られるでしょう。これも、最初の仕入れ数を抑えるべき理由のひとつです。

【ポイント②】マーケティングを意識して集客する

個人のネットショップを成功させるには、集客に力を入れる必要があります。SNSの運用や広告を通じて自身のネットショップを宣伝しなければ、その知名度はなかなか向上せず、売上も伸びないでしょう。

この宣伝にあたって重要なのが、マーケティングです。自身のショップがターゲットとする層を定めた上で、その層に合った方法で宣伝を行うことで、より効果的な集客を行えます。

【ポイント③】顧客満足度を向上させる

ネットショップの売上を安定させるためには、リピーター客を確保することが重要です。
リピーター客を創出するには、運営者はネットショップ利用における顧客満足度向上を目指さなければなりません。利用時の満足度が高ければ、顧客はそのショップを繰り返し利用しようとするでしょう。

顧客満足度を向上させるためには、スピーディーな配送や丁寧ない梱包、手厚いアフターフォローなどが大切です。反対にこれらの対応が劣っていると、顧客満足度は低くなるので気をつけましょう。

【ポイント④】細かい収支も管理する

ネットショップでは、細かく収支を管理することが大切です。収支管理を適当に行なっていると、黒字・赤字の把握ができず、適切な対応ができなくなってしまいます。
帳簿付けは毎日行い、収支を細かな部分まできっちり管理するようにしましょう。

一人でのネットショップ開設におすすめのサービス

手軽にネットショップを開設できるASPサービスは多数存在します。ここではその中からおすすめのサービスを5つご紹介します。

【サービス①】BASE

BASEは、ショップ開設数200万・累計ダウンロード数800万の実績を持つASPサービス。簡単な作業で手軽に自身のネットショップを開設できます。

初期費用・月額費用は無料。売れるまで無料で使えて、操作もしやすい点がBASEの特徴です。販促機能も豊富に搭載されているので、効率的に集客を行うことができます。

BASEは、始めやすさにこだわる人に向いているサービスだと言えるでしょう。

【サービス②】STORES

STORESも、毎月1万件以上のショップ開設を受け付ける人気のASPサービスです。
このサービスの大きな特徴は、取引手数料がかからないこと。これにより、ショップ運営者は商品販売にあたってのコストを抑えることができます。また、無料で始められるプランが用意されており、無料テンプレートも豊富です。

カスタマイズ性はあまり高くないので小規模EC向きですが、個人のネットショップであれば不便なく、さらにコストをあまりかけずに運用できるでしょう。

【サービス③】makeshop

makeshopは、GMOグループが提供するASPサービス。豊富な機能とカスタマイズ性の高さで、柔軟性の高いネットショップ開設・運用を実現します。

搭載機能は650以上。HTMLやCSSなどの活用により、オリジナリティの高いページ作成が可能です。
また基本料金が業界最安水準である点も多くのユーザーに支持されるポイントです。コストを抑えながらも自身のニーズに合ったショップを開設できるため、デザインやコンセプトにこだわりのある運営者におすすめです。

【サービス④】minne

minneは、国内最大のハンドメイドマーケット。ハンドメイド商品を専門とする通販サイトです。

minneでは、88万件以上の作家が自身の作品を販売しています。ハンドメイド商品に注目する買い手が集まるので、一般的なサイトでは販売しにくいハンドメイド商品を売りやすい点が、このサービスの大きな特徴です。

月額手数料は無料で、販売者負担なしで海外配送に対応することも可能。自身の作品の可能性を広げたい方におすすめです。

【サービス⑤】カラーミーショップ

カラーミーショップは、総流通額1兆円以上、17年の歴史を持つASPサービスです。
簡単に理想のネットショップを構築できる点は他のサービス同様ですが、カラーミーショップはサポートが充実している点が魅力。業界随一の返信スピードで問い合わせに対応してもらえるので、ネットショップの運営初心者も安心して事業を始めることができます。

機能はショップの成長に合わせて追加することが可能。越境ECやtoB販売、クール便にも対応します。

まとめ

ネットショップの個人運営には、メリットとデメリットがあります。ショップ開設にあたっては、それらを理解した上で、デメリットへの対策を講じておかなければなりません。
「最初は仕入れ量を抑える」「集客に力を入れる」など、ご紹介したポイントも意識しながら、慎重に運営を行うようにしましょう。

また、ネットショップを構築できるサービスは、ご紹介したもの以外にも複数あり、それぞれ特徴が異なります。
ネットショップを成功させるには、自身に合ったサービスを選ぶことが大切。まずは各サービスの特徴をよく確認し、自身のニーズに合ったものを見極めるようにしてください。


【無料特典】『ECサイト制作ガイド』を配布中!

ECサイト制作で失敗したくない方は下記の資料もおすすめ!
『ECサイト制作ガイド|費用・目的別の制作方法や補助金をわかりやすく解説』
受け取りは下記から!