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仮想サーバーの一種であるクラウドサーバーは、オンプレミスに比べ導入しやすく、多くの企業で活用されています。
そんなクラウドサーバーにはさまざまな種類があり、その特徴はさまざま。
では、自社に導入するクラウドサーバーは、どのように選べば良いのでしょうか。
今回は、おすすめの法人向けクラウドサーバーの特徴をご紹介するとともに、その選定ポイントについても解説します。
クラウドサーバー導入検討にお役立てください。
おすすめの法人向けクラウドサーバーを比較
まずはクラウドサーバーがどんなものか確認した上で、おすすめの法人向けクラウドサーバーを比較していきましょう。
サーバーとは?
コンピュータネットワーク内で、クライアント(データを利用している側のコンピュータ)の要求に応じて、サービスや機能、データを提供するサービス提供側のコンピュータおよびソフトウェアのこと。
例えば、特定のWebページを見たい時にURLを入力すると、私たちはそのWebページを見ることができます。この時、Webページのデータを提供するのが、サーバー(Webサーバ)の役割です。
Webサーバーやメールサーバー、データベースサーバーなどサーバーにはいくつかの種類があり、インターネットの利用において欠かすことのできない役割を果たしています。
またサーバーは、物理的に存在する1台のサーバーを管理する物理サーバーと、1台の物理サーバー上で複数のOSを管理する仮想サーバーに分かれます。
クラウドサーバーとは
仮想サーバーの一種。
クラウドはインターネット経由で提供されるサービスを指す言葉だが、その中でもクラウドサーバーはインターネット経由で提供されるサーバーを指す。
クラウドサーバーを利用する場合、企業は自社でサーバー機器を用意する必要はありません。また、インターネットを通じて、場所や時を選ばず、サーバーにアクセスすることが可能になります。
クラウドサーバーには、アプリケーション開発のプラットフォームを提供するPaaS型とITインフラを提供するIaaS型の2種類があります。
おすすめの法人向けクラウドサーバー7選
ここからは、おすすめの法人向けクラウドサーバーを7つ挙げ、その特徴をご紹介していきます。
AWS
AWS(Amazon Web Services )は、Amazonが提供するクラウドサーバー。
世界的企業が提供するサービスとあって、信頼性が高く、クラウドサーバーの中でも大きなシェアを占めます。
AWSは、使った分だけ時間単位で課金される設定になっているので、柔軟な利用が可能。スモールスタートにも向いています。
サービスの種類が多く、最先端テクノロジーの実装もこまめに行われている点や、短時間でITリソースをスケール調整できる点も魅力で、これらは俊敏なシステム構築に役立ちます。
ALTUS
ALTUSは、6,000件以上の導入実績を持つクラウドサーバーです。
品質とコストのバランスに優れるこのサービスは、導入費用や転送料金が無料。他社と比較して50%のコストカットが可能とも謳われています。
ユーザーは、ニーズに合わせ、低コストでリソースを柔軟に設定できるBASICコースと高セキュアでVLANが標準搭載されたISOLATEコースの2種からサービスを選ぶことが可能。
Webサイトや社内システム、ゲームなど、幅広いシステム構築に適用できます。
FLEX クラウドサーバー
FLEXクラウドサーバーは、KAGOYA JAPANが提供するクラウドサーバー。
手軽で柔軟なリソース変更を叶えるクラウドサーバーより安定性・可用性に富んだベアメタルサーバーの2種を組み合わせ、ハイブリッド構成で利用することができます。
オンプレミスからの移行がスムーズで、オプションやサポートも充実。
初期費用は無料で月額料金も固定なので、費用を明確に管理することが可能です。
ニフクラ
ニフクラは、国産のパブリッククラウド。IaaSを中心にPaaSのサービスも提供しており、ユーザーは豊富な機能を利用することができます。
サーバータイプは3種類。スペックと料金を比較しながら、自社に合ったタイプのサーバーの選択が可能です。
セキュリティにも力を入れており、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証も取得。物理基盤と仮想化基盤はサービス提供者側でセキュリティ運用を行うため、ユーザー側の運用負担を軽減することも可能でしょう。
Z.com Cloud
Z.com Cloudは、GMOインターネットによる法人向けのIaaS型クラウドサービス。利用数1,000万件超、国内No. 1のサーバー運用実績を持つサービスです。
サーバーの利用料金は、時間単位で使った分だけ。上限額も定められているので、莫大な利用料が発生するようなことはありません。
直感的な操作性や柔軟なスケール調整も可能で、セキュリティ体制・サポート体制も整っています。
キャッチコピーの通り、「ビジネスに必要なすべてを備えた」使いやすいクラウドサーバーです。
さくらのクラウド
さくらのクラウドは、有名企業や研究機関などにも導入されているクラウドサーバー。
データ転送量による従量課金のない、わかりやすく低コストなプラン設定が特徴的です。
また、直感的に操作できるコントロールパネルが用意されており、スピード感のある導入や柔軟なスケールアップやスケールダウンが可能。
障害に対する自動復旧機能の整備や国内の複数箇所に拠点を構築するなどセキュリティにも力を入れ、安定性のあるサービスを実現しています。
Smart Connect Cloud Platform
Smart Connect Cloud Platformは、NTT Smart Connect Cloudが提供するプライベートクラウド。IaaS型2種ととHaaS型1種の計3種から、自社に合ったインフラ基盤を選択できます。
Smart Connect Cloud Platformは、国産ならではの信頼性とサポートが魅力。
サーバーリソースを専有する形なので、他のユーザーの影響を受けず、安心してサービスを利用できます。また、24時間365日日本語でのサポートが受けられ、オンプレミスからの移行も簡単に行えます。
さらに、月額定額プランで料金を把握しやすい点も、Smart Connect Cloud Platformのメリットでしょう。
クラウドサーバーの選定ポイント
最後に、クラウドサーバーの選定において注目したいポイントを3つご紹介します。
サーバーの特徴
事業者から提供されているクラウドサーバーは、それぞれ特徴が異なります。ブラウザベースのものもあれば、Windowsベースのものもあり、容量やCPUも異なります。
クラウドサーバー選定にあたっては、サーバーの特徴をよく把握し、自社のニーズに合ったサーバーを選ぶようにしましょう。
また、通信速度も比較しておくことが大切。ある程度の速度と安定性を兼ね揃えるサーバーを選んだ方が良いでしょう。
料金形態
料金形態も、クラウドサーバーごとに異なります。定額制のサービスもあれば、使った分だけ支払う従量課金制のサービスも存在します。
どの料金形態が適しているかは企業によって異なります。クラウドサーバー選定時には、自社でのクラウドサーバーの使い方を踏まえ、適した料金形態のものを選ぶようにしてください。
セキュリティ・サポート体制
クラウドサーバーには、重要なデータを預けることになります。そのため、セキュリティ体制やサポート体制の手厚さは、サーバー選定にあたって重要なポイント。セキュリティ対策に力を入れ、サポートも手厚いサービスを選ぶようにしましょう。
また、サービス提供事業者側での保守・運用の範囲とその内容についても確認し、自社で必要な保守・運用についても明確にしておくようにしてください。
まとめ
クラウドサーバーは、オンプレミスと比べ導入スピードが速く、低コスト、また柔軟なスケール調整が可能な点が特徴です。クラウドサーバーをうまく活用すれば、企業はビジネスチャンスを逃さず、スピード感のあるシステム構築を叶えられるでしょう。
今回ご紹介した法人向けクラウドサーバーは、一例です。クラウドサーバーは多くの企業から提供されているので、機能性や安全性をよく比較し、自社に合ったものを導入するようにしてください。