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現代社会では、AI(人工知能)の活用が進んでいます。AI技術は日に日に進歩し、近年では自動車や家電など、身近な物にも搭載されるようになりました。

とはいえAIについては、「よく耳にするけれど、どんな技術なのか、どんな活用がされているのか詳しく知らない」という方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、AIについて、その概要と業界別の活用事例をご紹介します。

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AI(人工知能)とは

AIとは、Artificial Intelligenceの略で、日本語では人工知能を意味します。これは、「人の知的な振る舞いを人工的に再現するもの、またはその技術、分野」を指す言葉です。
ただし、AIに特定の定義はなく、専門家によってもその定義の内容は微妙に異なります。

AIという言葉は、もともと1956年に、アメリカの科学者ジョン・マッカーシーによって提案されました。
その後AIの研究は進み、1950〜60年代には推論や探索、1980〜90年代には知識ベースの実用化、2000年代以降には機械学習が可能になるなど、現代に至るまでその可能性を広げています。

AIの技術・機能

AI技術は、多様な機能を実現しています。
その主要なものとしては、次の4つの機能が挙げられます。

【①画像認識】
画像に映っているものを機械に識別させる技術
例:顔認証、自動運転など
【②音声認識】
機械に音声を認識させ、それに応じた操作やテキスト化を可能にする技術
例:iPhoneのSiri、スマートスピーカーなど
【③自然言語処理】
機械に人間の言葉を解析し、抽出させる技術
例:チャットボット、翻訳サービスなど
【④予測分析】
機械がデータを分析し、今後の予測を行う技術
例:渋滞予測、天気予測など

上記の機能は革新的なものであり、これは顔認証や自動運転、スマートスピーカーなど、さまざまな技術開発を可能にしました。これらは、現在の私たちの日常生活の中で身近に導入され、あらゆる物事の利便性を向上させています。

【業界別】AIの活用事例

AI技術は浸透し、さまざまな目的・形で導入されるようになりました。ここからは、その例を業界別にご紹介します。

製造業

製造業では、製造過程での異物・破損の検査と除去に、AIが活用されています。

このシステムでは、ベルトコンベアで流れてきた製品をAIが画像認識し、欠けや割れ、黒点の有無を検知します。その結果に基づいて、接続されたロボットが対象の製品を規定の場所に移し、不良品の混在を防ぎます。

大量の製品について、異物混入や破損を人の目で判断することは困難です。この事例では、AIとロボットを活用することで、より正確な判断を実現し、安全な製品供給を可能にしています。

農業

アナログなイメージのある農業でも、AIやIoTを活用したシステム導入は進んでいます。

例えば、トラクターや田植え機などといった重機の自動運転や遠隔操作による作物の管理、AIとドローンを活用した作物の生育状況の確認やそのデータ分析など。AIにより多くの農作業が自動化できれば、農業従事者の負担は少なくなり、人手不足や高齢化にも対応しやすくなります。

このような先端技術を使う農業は「スマート農業」とも呼ばれ、従来の農業の課題解決に役立っています。

畜産業

畜産業では、個体の管理が重要です。しかし、多数の個体を人が目で見て正確に管理するのは難しく、この作業は管理者にとっても大きな負担になっていました。

この課題は、AIカメラによって解決できます。AIカメラでは、個体を監視し、その動きを解析することが可能。この技術により、人の手を掛けずに個体を管理し、大きさを均一化したり病気に早く気付いたりすることができるようになります。

このような先端技術を活用した畜産業は、「スマート畜産」と呼ばれ、これまでの畜産のイメージを裏返す一手となっています。

水産業

従来の水産業では、養殖している魚の状態やそれに合った餌やり、また水揚げした魚の分類作業などを、漁師の知識と経験に頼って行なってきました。しかしこの方法は、作業を行える人間が限られるため、効率的ではありません。

そこで近年では、漁師のノウハウをAIに学習させることで、水産業の自動化を目指すケースが増えています。AIの学習機能や画像認識機能を活用することで、それまで経験を積んだ漁師しかできなかった作業を機械で行うことが可能になったのです。

この技術は、漁師の負担軽減や水産業従事者の増加にも効果的だと考えられます。

医療・福祉

医療・福祉分野でのAI活用としてよく知られているのが、AIによる画像診断です。

従来の医療では、エコーやレントゲン、MRI検査などによる画像を医師が見て、病気の診断を行うという形が一般的でした。
しかし、近年ではこの診断にAIを活用する例が増えています。画像認識機能のあるAIに、病気や診断に関する膨大なデータを学習させることで、AIが検査画像を見て診断することが可能になったのです。

AIによる画像診断は、診断や治療方針決定のサポートとして、また医師の負担を軽減するツールとして役立っています。

不動産業

不動産分野では、AIとIoTを活用したエントランスシステムが活用されています。
このシステムは、AIによる顔認証でオートロックを解除できるのが特徴。わざわざボタンを押したりカードをかざしたりしなくても、エントランスを通過することができます。

顔認証とともに検温も行うため、感染症対策としても有効。
マンション利用者の利便性と安全を確保する仕組みとして、導入が増えています。

金融業

金融業界でも、さまざまな場面でAIの活用は進んでいます。
そのひとつが、AIを用いた融資サービスです。

あるメガバンクでは、顧客の情報をAIが分析し、顧客に合った借入条件を提示するサービスを実施しています。このサービスは、Webから速やかに融資を申し込める点が特徴。融資申し込みのハードルが下がることもあり、多くの方に利用されています。
また、AIが融資判断を行うことで、担当者の負担を軽減することも可能です。

金融業界におけるAI活用は、FinTechの一部として急速に進められています。

保険業

保険商品には多様な種類があり、人によって適した商品は異なります。最適な保険を提案するには膨大な商品知識が必要ですし、保険販売窓口に行くこと自体、顧客にとってはハードルが高いものでしょう。

そこで誕生したのが、AIによる最適な保険の提案システムです。このシステムでは、Webページから希望を入力すれば、AIがその人に合った保険を選び、詳細とともに提示してくれます。
申し込みも続けて行えるため、シームレスな手続きが可能です。

保険への加入や見直しを面倒に感じていた人も、このシステムなら利用しやすく、また提案・申し込みの自動化により、担当者の負担も軽減することができます。

小売業

多くの小売業では、顧客からの問い合わせ対応にAIを活用しています。

近年の生活様式の変化に伴い、顧客からの問い合わせ内容は多様化しました。これに対応するには、WebサイトのQ&Aだけでは難しく、また電話やメールで答えるには手間がかかります。
そこで役立つのが、AI搭載のチャットボット。自然言語処理機能により、多様な問い合わせに対し、チャットボットで柔軟に対応することが可能になりました。

またチャットボットへの問い合わせは、電話やメールよりも顧客にとってのハードルが低いことから、より多くのリアルな意見を収集することができます。これにより、顧客の意見を反映した店舗運営も可能になります。

建設業

建設業界では、AIを活用した無人化施工システムに注目が集まっています。

無人化施工システムとは、AIを搭載した自立制御型の重機を使って、無人で建設工事を行う仕組みのこと。AIの画像認識によって、人との接触を避け、走行を制御しながら、無人で思い通りに重機を動かすことができます。

建設業は人手不足や作業の危険性が課題ですが、無人施工が可能になれば、これらの課題は改善することができます。

物流業

近年、インターネットで買い物をする人が増え、物流業の負担は大きくなっています。この負担軽減に、AIソリューションが生かされています。

物流倉庫では、検品や在庫管理、人の管理、現場の安全管理などが必要になりますが、これらを人の手で行うには、手間と時間がかかります。
しかしこのような作業は、AIの画像認識機能で代替することが可能です。AIが画像認識で得た情報をデータとして収集・分析し、必要に応じてアラートを鳴らすことで、検品や各種管理作業は効率的に行えます。

他には、配送に関する情報を学習したAIにより、最適なルートや配送計画の提案を得られるシステムも導入され、最適な配送業務の実現に役立てられています。

飲食業

飲食業も、人手不足が深刻な業界のひとつ。この課題解決にも、AIは効果的です。

例えば、AIを搭載した接客システムを利用すれば、飲食店の受付に人手を割く必要はなくなります。また、ロボット型のシステムであれば、席への案内や配膳も自動化することができます。
AI搭載のシステムやロボットであれば、多言語への対応も可能なので、観光地の接客にも有効でしょう。

他にも、AIは飲食店の来客予測やセルフレジにも活用されています。

スポーツ

スポーツにおいては、プレイの分析・予測、判定、解説などにAIが活用されています。

AIを使えば、大量のデータを学習した上でプレイを予測し、それに対する戦略を立てることができます。また、ボールの落下点をAIが画像認識し判定を行なったり、AIがスポーツ実況を行ったりする例も見られます。

AIにより、スポーツの世界はよりデータドリブンなものになっていくでしょう。

まとめ

人の知的な振る舞いを再現できるAIは、画像認識や予測分析など、高度な技術を実現しました。
近年ではAIは身近なものとなり、ご紹介したように、各業界で柔軟に活用されています。

業務効率化が重要視される今後のビジネスの助け舟としても、この技術は役立てられていくでしょう。

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