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Windows10およびWindows11は、Microsoftが開発したWindowsのパソコンやOSです。
パソコンの利用に際してセキュリティソフトの導入は必須ですが、それぞれ2015年と2021年にリリースされたこのパソコン・OSについては、「セキュリティソフトは不要」だと言われています。その理由はなぜなのでしょうか。
また、本当にセキュリティソフトを導入しなくて良いのでしょうか。

今回は、Windows10および11におけるセキュリティソフトの必要性について詳しく解説します。

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Windows10/11にセキュリティソフトがいらないと言われる理由

Windows10/11にセキュリティソフトがいらないと言われるのは、これらの機能に次のような特徴があるためです。

・Windowsの標準装備「Windowsセキュリティ」が優秀だから

・Wi-Fiルーターを使えば通信が暗号化されるから

詳しくご説明します。

Windowsの標準装備「Windowsセキュリティ」が優秀だから

Windows10/11には、「Windowsセキュリティ」という機能が標準装備されています。これは最新のウイルス対策として有効なもので、「Windows Defenderウイルス対策」というプログラムを用い、マルウェアをはじめとした脅威をスキャンし、パソコンを保護します。

この機能は以前から装備されていましたが、その性能はあまり高くはありませんでした。しかし、Windows10以降性能は向上し、現在では強固なセキュリティを実現しています。

ユーザーの中には、Windowsセキュリティで基本のウイルス対策を行えるため、他の有料ウイルス対策ソフトを導入する必要はないと考える方も少なくありません。
また、もし他のウイルス対策アプリをインストールした場合には、自動的に「Windows Defender ウイルス対策」はオフになります。

Wi-Fiルーターを使えば通信が暗号化されるから

通信の盗聴は、セキュリティリスクのひとつ。これは、情報漏洩・悪用の被害に繋がります。
この対策として有効なのが、通信の暗号化です。通信を暗号化しておけば、他者が盗聴していたとしてもその内容を解読することはできず、結果的に情報は守られます。

オフィスや家庭のWi-Fiルーターを使って通信を行った場合、その通信は暗号化されます。そのため、盗聴の被害に遭うことはまずありません。
ただし、暗号化には「AES方式」「TKIP方式」「WEP方式」という3つの方式があるので、より高い安全性を確保するためには、セキュリティ強度の高い「AES方式」を選ぶべきでしょう。

「Windowsセキュリティ」があればセキュリティソフトは本当にいらない?

Windowsセキュリティ

Windows10/11には標準搭載のセキュリティ対策機能があり、またWi-Fiルーターを使えば通信の暗号化もできるため、他のセキュリティソフトを導入していないという方は多いです。
では、本当にプラスアルファのセキュリティソフトは不要なのでしょうか?セキュリティソフトの必要性の有無について、確認していきましょう。

「Windowsセキュリティ」にはウイルス対策に必要な最低限の機能が揃っている

前述の「Windowsセキュリティ」には、基本的なウイルス対策機能が整備されています。
具体的には、次のような機能が備わっています。

・ウイルスなどの脅威の検出(スキャン)
・アカウントの保護
・ファイアウォールの設定管理
・ネットワークの保護
・アプリやブラウザの制御
・デバイスの保護、正常性の維持
・子どものオンラインアクティビティや家庭のデバイスの追跡

このように、Windowsセキュリティは複数の機能により、ユーザーのデバイスとデータを脅威から守ります。

「Windowsセキュリティ」は第三者機関からの評価も高い

第三者機関による評価も、 「Windowsセキュリティ」の実力に対する判断材料になります。

このプログラムは、世界的な第三者機関としてあらゆるウイルス対策ソフトをランク付けする「AV-TEST」による審査で、高く評価されました。プロテクションやユーザビリティといった主要な項目で満点を付けられたことからも、その性能の高さがわかります。
その性能は、他の有料ソフトと比べても遜色ないレベルだと言えるでしょう。

「Windowsセキュリティ」と「一般的なウイルス対策ソフト」の機能の違い

Windowsセキュリティは、ウイルス対策に有効なプログラムですが、これには一般的なウイルス対策ソフトの多くに搭載されている次のような機能は備わっていません。

・セキュアブラウザ
・パスワード管理
・Webカメラの保護
・トラッキング防止

つまり、Windowsセキュリティには、ターゲットになりやすいWebブラウザやパスワード、カメラの保護や予期せぬトラッキングの防御など、デバイスやデータを総合的に守る機能がないのです。
パソコンの使い方によっては、これらの機能がないことで大きなリスクを負うことになる方もいるでしょう。

ケース別に診断!セキュリティソフトが「いる人」「いらない人」

Windowsセキュリティ以外のセキュリティソフトが必要かどうかは、パソコンの使い方によって異なります。
ここからは、セキュリティソフトが「いる人」と「いらない人」をケース別に分類していきます。

こんな方はWindows セキュリティで充分

次のようなパソコンの使い方をしている人は、Windowsセキュリティのみでも十分なセキュリティ効果を得ることができます。

・プライベートのインターネット利用でしかパソコンを利用しない場合
・オンラインでの使用がほとんどない場合

インターネットに繋がったサービスをあまり使用せず、プライベートでの基本的なパソコン利用のみの方は、リスクが比較的少ないため、基本的なセキュリティ対策で事足ります。

こんな方にはセキュリティソフトの導入がおすすめ

一方、次のようなパソコンの使い方をしている人は、他の有料セキュリティソフトを導入することをおすすめします。

・ビジネスにパソコンを使用する場合
・フィンテックサービスを利用する場合
・インターネットゲームをする場合

インターネットを通じて、ビジネスの情報や金融関連の情報などといった重要な情報を扱う場合には、特に強度の高い万全なセキュリティ対策が求められます。
また、インターネットゲームを利用する場合には、誤検出の少ない「ゲームモード」搭載のソフトを選ぶと良いでしょう。

Windowsパソコンにおすすめのセキュリティソフト3選

最後に、Windowsのパソコンにインストールするのにおすすめのセキュリティソフトを3つご紹介します。

1.ノートン360

ノートン360は、搭載機能の豊富さが魅力のセキュリティソフト。パスワードマネージャーや独自VPN、ファイアウォールなど多様な機能が用意されており、特にWindows向けの機能が充実しています。

価格は4,980円〜(1年)とやや高めですが、これ一つでデバイスとネットプライバシーの多層的な保護ができるため、自身で複数の対策を行う必要はなし。導入の手間もかかりません。

また、全額返金保証付きである点もこの製品の特徴です。この保証により、万が一ノートン利用中のデバイスがウイルスに感染し、ノートンの専門家がそれを駆除できない場合には、製品代金は全額返金されます。

2.ESET インターネットセキュリティ

ESET インターネットセキュリティは、脅威の検出技術に優れたセキュリティソフト。多層防御機能により、既知のウイルスに限らず、新種・亜種のウイルスも検出し、安全なパソコン利用を提供します。
高い情報保護機能と制御機能が搭載されているので、ネットバンキングを利用するデバイスやお子さまの利用するデバイスにも向いています。

この製品は、第三者機関からの評価やユーザーからの口コミが良く、NTTコム オンラインのNPS®ベンチマーク調査 セキュリティソフト部門において、6年連続1位を獲得。高機能でありながら動きが軽く、パソコンの利用を妨げない点が高く評価されています。

価格もリーズナブルで、導入しやすいソフトです。

3.ウイルスバスタークラウド

ウイルスバスタークラウドは、セキュリティ製品の国内市場で大きなシェアを誇るトレンドマイクロが提供するセキュリティソフト。国内市場シェア15年連続No. 1のノウハウで、日々巧妙化する脅威から、パソコン利用を保護します。

この製品は、さまざまなセキュリティ対策を備える「総合セキュリティソフト」。その大きな特徴は、多様な情報漏洩対策機能を備えている点です。
ブラウザ保護機能やAIを用いた詐欺サイトへのアクセスブロック、お子さま用の制御機能などが搭載されており、設定さえ行っておけば、狙われやすい個人情報漏れをブロックすることが可能です。

また、日本に本社を置くトレンドマイクロが提供する製品なので、日本の脅威に強いという点もポイントです。

まとめ

Windows10/11の「Windowsセキュリティ」は、標準装備の無料ソフトとしては非常に性能の高いセキュリティプログラムです。
ただし、このプログラムで可能なのは基本的なセキュリティのみ。パソコンの使い方によっては、より総合的な保護を必要とする人もいるでしょう。
そのような場合には、有料のセキュリティソフトを導入し、リスクを排除する必要があります。ソフトによって機能や利便性は大きく異なるため、導入時の製品選定は慎重に行うようにしてください。

セキュリティソフトに関するよくある質問

Windows10/Windows11にセキュリティソフトは必要?

Windows10には、無料のウイルス対策ソフトが最初から装備されていますが、企業のセキュリティ対策としては不十分です。性能はユーザーの設定によって左右されるため、ウイルスを見落としたり、偽陽性を検知したりすることがあります。十分なセキュリティ対策を講じるには、自社のニーズに合わせた有料製品の導入を検討することが重要です。

詳しく知りたい方は、

などをご覧ください。

パソコンのウイルス対策をしていないとどうなる?

オンライン接続中に、外部からの不正侵入を未然に防がずに、コンピューターがウイルスに感染し、重要なデータが損壊したり、コンピューターが正常に動作しなくなるリスクがあります。また、迷惑メールにはウイルスが潜んでいる場合があるため、適切な対策がない場合はウイルスに感染する可能性があります。

Windows Difenderの信頼性は?

一般的に、Windows Defenderは信頼性が高く、他の有料のセキュリティソフトウェアと同等の保護機能を提供しています。多くの独立したテストでも、Windows Defenderは高い評価を受けており、定期的に更新されているため、新しい脅威に対応する能力もあります。

ただし、Windows Defenderだけで完全なセキュリティ保護ができるわけではありません。最善のセキュリティを確保するには、Windows Defenderを補完するために、フィッシング詐欺防止ソフトウェアや、ファイアウォール、VPNなどの追加のセキュリティソフトウェアを使用することが推奨されます。

詳しくは、「Windowsセキュリティ」があればセキュリティソフトは本当にいらない?をご覧ください。


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