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電子データの契約書と電子署名を使って行う契約を、電子契約と呼びます。電子契約は、紙の契約書や印鑑を使うよりも効率的な手続きが可能で、コストも抑えられることから、近年多くの企業で採用されています。

この電子契約をスムーズにするのが、電子契約システムです。
契約手続きの効率化だけでなく、契約書類の保管にも役立つこのシステムは、多くのベンダーからリリースされていて、種類が多いのが特徴。
製品によって細かな機能は異なるため、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。

そこで今回は、システム選びのポイントとともに、おすすめの電子契約システムをご紹介します。製品ごとの特徴も比較していくので、システム選定にお役立てください。

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電子契約システムを選ぶ際のポイント

まずは、導入する電子契約システムを選ぶ際に着目したいポイントをご紹介しましょう。
重要なポイントは次の3つ。

①自社の業態・業種に合うかどうか
②コストが自社の規模・契約件数に見合っているかどうか
③外部サービスとの連携の自由度

順に詳しく解説していきます。

【ポイント①】自社の業態・業種に合うかどうか

業態・業種によって、契約にあたって必要となる書面や対応は異なります。電子契約システム導入にあたっては、自社が必要とする書面および対応に合った機能を持つものを選ばなければなりません。

例えば、扱う書類によって法律で定められている保管期限や条件は異なりますし、必要とする契約書のひな形も異なります。業種やニーズによっては、立会人型よりも本人確認強度の高い当事者型のシステムを希望する企業もあるでしょう。
これらの点で自社のニーズとマッチする製品を選ぶことで、企業はシステムを積極的に活用することができます。

システム選定時には、まず業態・業種を踏まえ、自社のニーズに合った機能を搭載している製品を選ぶことが大切です。

【ポイント②】コストが自社の規模・契約件数に見合っているかどうか

システム運用にあたっては、コスト面での確認も重要です。

電子契約システムでは、「基本料金+扱った契約書の数に応じた従量課金」という形式でコストを徴収する製品が主流ですが、数は少ないものの定額型のシステムも存在します。
従量課金型と定額型のシステムの中からコスト面で製品を選ぶなら、契約1件ごとのコストを比較する方法がおすすめ。「自社では毎月何件の契約書を扱うか」把握し、それに応じた各製品における想定コストを算出して、比較してみましょう。

また、契約ごとのコストだけでなく、機能にも注目するようにしてください。コストが高い分、機能が充実していて業務効率化が見込める製品もあるためです。
大切なのは、費用対効果を見極めること。そうすれば、自社の規模と契約数に見合ったコストの製品を見つけ出すことができます。

【ポイント③】外部サービスとの連携の自由度

電子契約システムの利便性は、外部サービスとの連携により向上します。例えば、営業支援システムと連携すれば顧客情報を反映させやすいですし、ワークフローシステムと連携すれば契約における承認手続きは円滑に進むでしょう。

製品によって、どの外部サービスとの連携に対応しているかは異なります。電子契約システム導入時には、自社で利用している、または導入予定のシステムと連携可能かどうかよく確認しておくようにしてください。

おすすめの電子契約システムを比較

ここからは、おすすめの電子契約システムを挙げ、その特徴を比較していきます。今回ご紹介する製品は次の10種です。

①クラウドサイン
②電子印鑑GMOサイン
③freeeサイン
④ContractS CLM
⑤DocuSign
⑥WAN-Sign
⑦BtoBプラットフォーム 契約書
⑧Adobe Acrobat Sign
⑨ジンジャーサイン
⑩マネーフォワード クラウド契約

それぞれどのような製品なのか、順に見ていきましょう。

【比較①】クラウドサイン

クラウドサインは、導入企業数・契約送信件数市場No. 1の電子契約システム。130万社を超える多くの企業に導入されています。

電子署名法に準拠したこのサービスでは、契約の作成・締結から管理までクラウド上で対応可能。LINE WORKSやslack等、主要な外部サービスとも連携できます。
官公庁や金融機関も導入するセキュリティの高さも企業に支持される理由のひとつです。

【特徴】
・国内シェアNo. 1の豊富な導入実績
・金融機関も導入する強固なセキュリティ

【費用】
月額固定費用11,000円(税込)〜
送信件数ごとの費用220円(税込)

【URL】
https://www.cloudsign.jp

【比較②】電子印鑑GMOサイン

多くの導入社数と高い認知度を誇るのが、電子印鑑GMOサイン。多くの自治体でも採用される電子契約システムです。

このシステムの大きな特徴は、送信コストの安さ。1件につき110円と、他システムと比べても安価な費用設定になっています。
権限設定や閲覧制限の機能は標準で搭載し、セキュリティを強化。電子帳簿保存法に準拠し、立会人型にも当事者型にも対応します。

【特徴】
・1件ごとの送信コストが安い
・立会人型にも当事者型にも対応可能

【費用】
月額基本料金9,680円(税込)
送信件数ごとの費用110円(税込)〜
無料プラン有り

【URL】
https://www.gmosign.com

【比較③】freeeサイン

freeeサインは、会計ソフトをはじめとしたビジネスツールを提供するfreeeの電子契約システム。弁護士監修のもと設計されてこのシステムは、使いやすさと安心感に長けた製品です。

freeeサインでは、テンプレート活用により効率的な契約書作成が可能。ワークフローはシステム上で完結するため、リモートワークにも対応します。
また、サポートの手厚さも特徴で、ユーザーは担当者によるオンライン面談やオンボーディングを受けることでシステムを有効活用することができます。

【特徴】
・弁護士監修で安心感の高いシステム設計
・システムの積極活用を可能にする手厚いサポート

【費用】
定額月額料金4,980円(年払い)〜

【URL】
https://www.freee.co.jp/sign/

【比較④】ContractS CLM

ContractS CLMは、契約ライフサイクル管理によって業務最適化を目指すシステム。契約書の作成・承認・締結・管理から更新やレビューまで、関連業務を一括管理することができます。

このシステムでは、契約のワークフローを柔軟に設定することができるため、各企業のニーズに合ったフロー構築が実現できます。
また、一元管理した情報に対し、アクセス制限やログ管理、暗号化等の多様な対策を行うことで、セキュリティ向上にも対応。コンプライアンスリスクを低減し、重要情報を強固に守ります。

【特徴】
・ニーズに合わせたワークフロー設定が可能
・多様なセキュリティ対策によるコンプラリスク低減

【費用】
要問い合わせ

【URL】
https://www.contracts.co.jp

【比較⑤】DocuSign

10億人以上のユーザーが利用しているという電子契約システムDocuSignが最重要視するのは、セキュリティとコンプライアンス。重要な機密情報を扱う契約システムだからこそ、第三者機関による認証を受けた高度な本人確認や24時間のアクティビティ追跡、脅威の事前検知等といった強固なセキュリティを備えています。

稼働率は99.99%、世界180ヵ国、44ヵ国後に対応。世界中で利用される信用度の高さが、この製品の魅力のひとつです。

【特徴】
・セキュリティとコンプライアンスを重視
・ユーザー10億人超、世界180ヵ国、44ヵ国後に対応

【費用】
ユーザーあたりの月額料金$25〜(企業向けプラン)

【URL】
https://www.docusign.jp

【比較⑥】WAN-Sign

NXグループがGMOインターネットグループ と共に開発したWAN-Signは、特許取得の電子契約システム。当事者型・立会人型両方に対応し、これらを組み合わせたハイブリッド型の契約方式を活用することもできる製品です。

電子署名法や電子帳簿保存法をはじめ、国や地方自治体における適法性や建設業法における適法性が確認されており、法務省からの商業・法人登記時の利用認定や経済産業省からのスマートSMEサポーター認定も受けるなど、豊富な受賞歴が特徴のこのシステムは、万全な保全体制によりBCP対策にも有効です。

【特徴】
・当事者型、立会人型、ハイブリッド型に対応
・適法性や保全に優れた特許取得システム

【費用】
送信件数ごとの費用100円〜
電子証明書発行料8,000円〜
無料プラン有り

【URL】
https://www.wanbishi.co.jp/econtract/

【比較⑦】BtoBプラットフォーム 契約書

法的効力があり、安全性も高いサービスを提供するBtoBプラットフォーム 契約書は、電子契約ソフトとして、またスキャナ保存ソフトとして法的用件認証を受ける電子契約システム。20年以上の運用実績から生まれたノウハウを活かし、契約業務のクラウド化を実現します。

このシステムでは、自社を含めた最大5社間までの契約締結が可能。取引先の利用は無料なので、相手先に遠慮することなく、電子契約の導入が叶います。
ワークフローシステムも搭載されているので、社内稟議も電子化することができます。

【特徴】
・円滑な電子契約を可能にする取引先の無料利用
・社内稟議のDXにも対応するワークフローシステム

【費用】
月額固定費10,000円〜
電子契約ごとの費用50円〜
無料プラン有り

【URL】
https://www.infomart.co.jp/contract/index.asp

【比較⑧】Adobe Acrobat Sign

さまざまなITサービスを提供するAdobeの電子サインシステムが、Acrobat Sign。国内利用率も高いこのシステムは、30万社を超える世界中の企業に使用されています。

Acrobat Signは、Microsoftが推奨する電子サインシステムなので、Microsoft 365等のソリューションとスムーズに連携できる点が魅力です。
また、電子サインを収集するプロセスのシンプルさ、あらゆる形式のファイルからのPDF作成が可能、マルチデバイス対応等の利便性の高さも、多くのユーザーを抱えるこのシステムの特徴です。

【特徴】
・世界中で利用されるAdobeの電子サインシステム
・Microsoftソリューションとのスムーズな連携が可能

【費用】
要問い合わせ
無料プラン有り

【URL】
https://www.adobe.com/jp/sign/free-trial-global.html

【比較⑨】ジンジャーサイン

契約手続きを簡単で楽にするジンジャーサインは、契約業務の課題解決に効果的。リモートワークで停滞しやすい契約業務をオンライン化し、生産性向上やコスト削減を実現します。

このシステムでは、最短1分で契約書送付業務を完了させることが可能です。
電子証明書とタイムスタンプ機能で本人確認を徹底し、通信暗号化等のセキュリティ対策も完備。契約データはAWSのサーバーに保管されます。
設計・導入・運用と、フェーズに合わせたサポートを受けられる点もポイントです。

【特徴】
・効率的なシステム設計で、契約書送付完了まで最短1分
・設計〜運用までフェーズに合った手厚いサポート

【費用】
月額基本料金10,000円〜
電子署名200円
電子サイン30円
初期費用有り

【URL】
https://e-signing.jp

【比較➉】マネーフォワード クラウド契約

マネーフォワード クラウド契約の大きな特徴は、契約送信通数に応じた従量課金がないことです。契約通数を気にせずに、2,980円からと比較的低コストの定額型で、電子契約システムを利用することができます。

電子契約のステップは、書類作成・署名・締結の3ステップでシンプル。システム上で契約の進行状況も管理できるため、滞りなく手続きを進められます。

小規模・中小企業向けの機能制限版と中堅・上場企業向けのフル機能版がラインナップされていて、フル機能版では紙の契約書のインポートやSalesforceとの連携も可能です。

【特徴】
・従量課金なしの定額制で通数を気にする必要なし
・フル機能版では紙の契約書の管理も可能

【費用】
定額月額料金2,980円〜(年払い)

【URL】
https://biz.moneyforward.com/contract/

まとめ

電子契約システムは、業務効率化に有効性の高いものです。これを利用すれば、契約締結のスピードは速まり、業務の無駄をなくすことができます。

ただし、電子契約システムを有効活用するためには、自社に合うシステム選定を行う必要があります。システムの導入を検討する際には、今回ご紹介した製品の比較を参考に、実務やコスト等の面で自社に合った製品を慎重に選ぶようにしてください。


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