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クラウドストレージとは

パソコンに含まれるデータを保管するサービスとしてクラウドストレージサービス(以下、クラウドストレージと表記)があります。クラウドサービスの一種で、オンラインストレージやWebストレージとも呼ばれるサービスでインターネット上のクラウドにデータを保管できるようにするサービスです。

データを安全に保管できるだけでなく、パソコンが壊れてしまったり災害にあってしまった場合でもデータを紛失することもできます。

クラウドストレージのメリット

クラウドストレージはクラウドという性質を利用することで様々なメリットがあります。代表的なメリットをご紹介します。

データのバックアップ

データはパソコン上に保存されるのが一般的ですが、パソコンは紛失や盗難、故障により大切なデータが壊れてしまったりなくなってしまう危険性があります。クラウドストレージにデータが保管してあればインターネットに接続さえできればどのパソコンでもアクセスできますし、スマートフォンからも閲覧や編集が可能なものもあります

データ容量の削減

クラウドストレージサービスにデータが保管してあれば、パソコンやスマホの限られたハードディスクや記憶場所の容量を使うことなくデータが保存できます。写真や動画などの大きいデータでもあまり使わないものはクラウドストレージに保存することで容量を開放することができます。

同僚や取引先とのデータ共有

主要なクラウドストレージではデータを共有することができます。
同僚や取引先、家族や友人などクラウドストレージが用意する共有機能を使うことで簡単にデータを共有できます。

クラウドストレージのデメリット

クラウドストレージは便利な反面いくつかデメリットもあります。

インターネットに接続する必要がある

クラウドサービスとして提供されるため、クラウドストレージを利用する場合は必ずインターネットに接続する必要があります。サービスによっては、オフライン同期機能などパソコンとクラウドストレージの内容を自動的に一致させる機能もありますので、インターネットに一時的に接続できなくても利用できる場合もあります。

速度や通信料金

クラウドサービスはインターネット接続によるデータ通信を行います。
保存するデータ量に応じて通信が発生しますので、スマートフォンのパケット通信料金が発生します。また回線速度が遅いとなかなかデータが表示されなかったり、更新に時間がかかる場合もあります。

情報管理

クラウドサービスはデータを共有する機能があるため、共有先のメールアドレスやユーザID、アカウントなどを適切に設定しないと予期しないデータ流出をしてしまう可能性があります。また、クラウドサービスへアクセスするためのID、パスワードが漏洩してしまうとすべてのデータが漏洩する可能性もありますので、十分な管理が必要です。

クラウドのセキュリティ面で不安を感じる方は、クラウドが抱えるリスクや対策、選ぶ際の5つのポイントなどをこちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

主なクラウドストレージ

GoogleDrive

Google社の提供するクラウドストレージサービスです。

GoogleのアカウントがあればGmailやGoogleドキュメントなど他のクラウドサービスと一緒に連携して使用することができます。AndroidスマートフォンやChromeブラウザとも密接に連携できるため、意識せずに利用しているのではないでしょうか。もちろんiPhoneからも利用できます。

GoogleDriveは15GByteまで無料で利用できそれ以上必要な場合はGoogle Oneと呼ばれるサービスに追加で加入することで有料にはなりますが、100~30,000GByteまで拡張することができます。

OneDrive

Microsoft社が提供するクラウドストレージサービスです。

Windows10でも標準で5GByteまで無償で利用できます。また、Office365を契約していると最大1TBまで利用可能です。

Windows10にMicrosoftアカウントでログインするだけで「OneDrive」というフォルダがエクスプローラにでき、こちらにデータを保存するだけでOneDriveのオンラインストレージにも自動的にデータが転送されるのでわかりやすく始めやすいのが特徴です。

もちろんAndroidやiPhoneからもアプリをインストールすることで利用できます。

iCloud

Apple社の提供するクラウドストレージサービスです。

iPadやiPhoneなどApple社製品を利用するときにAppleのiCloudアカウントと共に利用できます。5GByteまで無料で使用でき50GByteまで拡張しても月130円と非常に安価です。もちろんWindowsからもアクセスは可能です。

ただし、Apple社はデータの保証を行っておりませんので、万が一iCloudサービスあ不具合などでデータが破壊されてしまっても補償されませんので注意が必要となります。

まとめ

クラウドストレージはご紹介した以外にも多数のサービスが存在します。

写真の保存に特化したサービスやウィルスチェック機能や動画再生機能がついたものだと各種のサービスが存在します。どのサービスにもメリット・デメリットがありますのでよく比較しましょう。

いずれのサービスについても5GByteぐらいの少量のデータであれば無償ですぐに利用を開始することができます。まずは写真などのデータから利用を始めてみてはいかがでしょうか。