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AWS S3で静的ウェブサイトをホスティングする方法
- #AWS
「簡単なウェブサイトを公開したいのですが、サーバーを立てるのが面倒くさいな…」
そんな時は、S3を利用すればサーバレスでウェブサイトをホスティングできます。今回はS3バケットにアップロードしたhtmlファイルを公開する方法について紹介します。
S3バケットの作成
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まずはS3バケットを作成します。日本からのアクセスがメインと想定しているのであれば、リージョンを東京に設定します。
また、ファイルが公開できるように、「ブロックパブリックアクセス設定」のチェックを全部外す必要があります。その他の設定は、スクショのようにデフォルトのままで大丈夫です。
バケットポリシーの設定
バケットを作成し終えましたら、アクセス許可の設定画面からバケットポリシーを設定する必要があります。ここでは、匿名のユーザーによるアクセスを許可する読み取り専用のポリシーを追加します。今回追加したポリシーの詳細は下記の通りになります。
*「arn:aws:s3:::bucket」の部分を作成したバケットのARNに置き換えてください。
公式ドキュメント:
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/userguide/WebsiteAccessPermissionsReqd.html
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 |
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Sid": "PublicReadGetObject", "Effect": "Allow", "Principal": "*", "Action": "s3:GetObject", "Resource": "arn:aws:s3:::bucket/*" } ] } |
ファイルの公開
上記の設定が終わりましたら、バケットに公開したいファイルをアップロードすれば、外部からアクセスできるようになります。今回は簡単なhtmlファイルを公開してみます。
ファイルのソースコード下記の通りです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
<html> <head> <meta charset="utf-8"> <title>Smallit-blog</title> </head> <body> TEST </body> </html> |
上記のスクショようにファイルをアップロードできたら、オブジェクトURLが生成されます。オブジェクトURLにアクセスすると、ファイルを閲覧ことができます。
静的ウェブサイトホスティングの設定
上記の方法でファイルを公開できますが、リダイレクトの設定やデフォルトページの指定を行いたいのであれば、バケットのプロパティから静的ウェブサイトホスティングを有効化する必要があります。今回はデフォルトページを「index.html」で指定してみます。
設定し終えたら、下記のURLように「index.html」なしでも閲覧できるようになります。静的ウェブサイトホスティングを有効化しない場合、下記のURLにアクセスすると、404エラーページが表示されます。
*静的ウェブサイトホスティングを有効化した場合
*静的ウェブサイトホスティングを有効化しない場合
このように、S3を利用すれば、サーバレスでウェブサイトをホスティングできます。ぜひとも、試してみてください。
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