Electronの開発環境構築

Electronの概要

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Electron(エレクトロン)は、JavaScript/HTML/CSSを使って、 Windows/macOS/Linuxで動作するアプリケーションを開発できるようにするフレームワークです。

メリットとしては、JavaScript/HTML/CSSという 比較的多くの人が扱ったことのある技術を用いて、アプリ開発ができるため、 今までWeb系の開発を行ってきた経験をそのまま活用できる点が挙げられます。

また、Windows/macOS/Linuxといったクロスプラットフォームに対応した アプリを開発できることも、メリットとして挙げられます。

Electronで開発されているアプリケーションとして、

コードエディタの「VisualStudioCode」

チャットツールの「Slack」

メモツールの「Notion」

といった有名なアプリがあります。

本記事では、Electronの開発環境を構築し、 簡単なサンプルアプリの実行までやりたいと思います。

※今回はWindow11の環境でサンプルアプリの実行まで行います。

開発環境構築

1. Node.jsのインストール

 Electronの実行には、JavaScriptの実行環境である「Node.js」が必要となるため、
 公式サイトからインストーラーをダウンロードし、インストール作業を行います。
 ※インストーラの各種設定項目はデフォルトのままで問題ありません。

https://nodejs.org/ja/

Node.jsがインストールできたかは、下記コマンドで確認できます。

2. Electronのインストール

 ・Electronをインストールするフォルダを作成します。 
   ※今回はデスクトップに「electron_app」というフォルダを作成します。

 ・作成したフォルダに移動し、コマンドプロンプトを起動します。

 ・下記コマンドを実行し、Electronをインストールします。

 ・下記コマンドを実行し、アプリケーションの設定ファイル(package.json)を作成します。

 ・作成されたpackage.jsonの中身を下記のように修正します。

 

 ・下記のJavaScriptとHTMLのファイルを作成します。

index.js

index.html

 ここまでの手順を実施することで、electron_appフォルダ内は、下記のような構成となっています。

以上で開発環境の構築が完了しました。

サンプルアプリ実行

本章では、前章で作成したindex.js,index.htmlにプログラム記述し、サンプルアプリを実行します。

まずindex.jsに次の内容を記述します。

次にindex.htmlに次の内容を記述します。

 

index.js、index.htmlの記述が完了したら、下記コマンドでサンプルアプリを実行することができます。

実行結果

JavascriptとHTMLを用いて、簡単にWindowsのアプリを作成することができました。

以上、Electronの開発環境構築からサンプルアプリの実行まで実施しました。

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