【比較】Spring BootとRuby on Railsの違いとは?

この記事を書いたチーム:frontier
【比較】Spring BootとRuby on Railsの違いとは?

はじめに 

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新たな技術を学ぶときには、既存の知識を活用することが重要です。一つのフレームワークやプログラミング言語の概念やパターンを理解しているなら、その知識を活かして別のフレームワークや言語の学習を進めることができます。

この記事では、そういった視点から、JavaのSpring BootとRubyのRuby on Railsという2つの人気のあるウェブアプリケーション開発フレームワークを取り上げ、それぞれの主要な違いを簡単に比較します。 

モデルの書き方の違い 

Spring Bootでは、モデルはクラスに@Entityというアノテーションを記述し作成します。JPA(Java Persistence API)Mybatisなどのフレームワークを通じてデータベースとのマッピングが行われます。 

以下はユーザモデルの例です。 

Ruby on Railsでは、モデルはapp/modelsディレクトリ内のクラスで表現されます。Active Recordを継承し、データベースとのマッピングが行われます。 

以下はユーザモデルの例です。 

Viewの書き方の違い 

Spring Bootでは、ThymeleafFreeMarkerなどのテンプレートエンジンを使用してViewを作成します。 

以下の例では、Thymeleaf でname変数を利用したpタグを作成しています。 

Ruby on Railsでは、ERB(Embedded Ruby)を使ってビューを作成します。 

以下の例は、ERBでname変数を利用したpタグを作成しています。 

Controllerの書き方の違い 

Spring Bootでは、コントローラーはクラスを利用し、@Controller@RestControllerといったアノテーションを記述することでコンパイル時にコントローラーとして必要な機能が追加されます。 

以下の例では、ユーザー一覧をJson形式で取得するためのエンドポイントを作成しています。 

Ruby on Railsでは、コントローラーはApplicationControllerを継承したクラスを利用し、アクションはメソッドとして作成します。 

以下の例では、ユーザー一覧をJson形式で取得するためのアクションを作成しています。 

ルーティングの書き方の違い 

Spring Bootでは、コントローラー内でルーティングを管理します。 

それぞれのメソッドは特定のURLパスに対応し、@RequestMappingや@GetMappingなどのアノテーションでルーティングを行います。 

下記の例では、/api/helloにGETリクエストを送信した場合、helloメソッドが実行されます。 

Ruby on Railsでは、ルーティングは一元管理されており、config/routes.rbファイルで定義します。 

HTTPメソッドとURLを特定のコントローラーのアクションにマッピングします。 

下記の例では、/api/helloにGETリクエストを送信した場合、sampleコントローラーのhelloアクションが実行されます。 

以上がSpring BootとRuby on Railsの基本的な違いについてです。 
簡単な解説にはなりましたが、いかがだったでしょうか。

この記事がSpring BootとRuby on Railsの学習の参考になれば幸いです。 

 

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