- 開発技術
openpyxlで挫折した私が、Claude in ExcelでPT仕様書を作った話
- #AI

はじめに
【エンジニア募集中】フルリモート可◎、売上/従業員数9年連続UP、平均残業8時間、有給取得率90%、年休124日以上 etc. 詳細はこちらから>
案件でPT(プログラムテスト)仕様書の作成と改修を担当しました。同じ観点の修正を大量のセルへ反映する必要があり、最初はopenpyxlなどのPythonスクリプトを試しました。しかし書式や内部の算式を潰すケースが多く、直した分より壊した分の確認に時間がかかり断念しました。代わりに使ったのがClaude in Excelです。
自分の運用フロー
以下の流れに落ち着きました。
1.機能定義書などの詳細資料とソースコードをAIに読み込ませる
2.AIと相談しながら、まずタスクの大項目(方向性)を自分で決める
3.細かい小項目の展開はAIに任せ、Claude in Excel用のプロンプトを出力させる
4.そのプロンプトをExcelファイル上で実行し、最後に必ず結果集計を返させる
5.VS Code上のClaudeのレビューと、自分の目視チェックを入れる
ポイントは、Excelを直接触らせる前に「プロンプトを作る工程」を分けたことです。方向性を固めてから流し込むので、後戻りが小さくなります。
使ってわかった利点と不足
利点は二つです。大量のセル操作をまとめて効率化できること、そして元のフォーマットが維持されることです。スクリプトで諦めた書式・算式の破壊が起きないのは大きな利点でした。
不足は精度です。脱字や半角・全角の混在といったミスが混ざっていました。結果集計を返させても、その集計自体が正しいとは限らないので、必ず自分で読んでチェックする必要があります。
反省点:ツールより先に「テスト視点」
今回はPT仕様書を作るのが初めてでもあり、ツールよりも内容面での反省が大きいです。テスト視点ではなく開発視点で書いてしまい、画面上の具体的な表現ではなく一部ソースコードの話が混ざり、テスト操作の記述も抽象的で具体さが足りませんでした。
対策として、プロンプトの時点でテスト対象を画面操作とAPI操作に限定するようにしました。制約を書かないと、AIは「ソースコード調査」のようなテストとは言えない項目まで追加してしまいます。実際にPT担当者への対応でこの方針を採用してからは、作成する説明文書が大分分かりやすくなり、担当者からの再確認はほぼなくなりました。
AIは指示した方向にきれいに大量生産するので、方向性が誤れば誤ったものが大量にできあがります。大項目を人間が決める工程は、効率化のためではなく品質を守るために必要だと実感しました。
まとめ
Claude in Excelは、書式や算式を保ったままExcelを一括で直せる点でスクリプトより実用的でした。一方で、AIに渡す「観点」の質と最後の目視チェックは人間の仕事として残ります。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
対象シート:テスト仕様書(○○画面) 以下の観点で、No.10~50の行にテスト項目を追記してください。 ・操作手順は、画面上のボタン名・入力欄名を使って具体的に書く ・期待結果は、画面表示の変化として書く(ソースコードの内容は書かない) ・テスト対象は画面操作とAPI操作に限定する(ソースコード調査などは対象外) ・既存行の書式と数式は変更しない 最後に、追記した行数と観点ごとの件数を集計して報告してください。 |
【エンジニア募集中】フルリモートも◎(リモート率85.7%)、平均残業8時間、年休124日以上、有給取得率90% etc. 詳細はこちらから>



