単体テスト・品質を保ち作業効率を上げる

この記事を書いたチーム:frontier

 

目次

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1:単体テストの目的
2:単体テストの重要事項
3:作業効率を上げるための実践ポイント
4:避けたいアンチパターン
5:まとめ

 

単体テストの目的

単体テストは、アプリケーション内の最小単位(メソッドやクラス)を検証するテストです。
大きく分けると主に以下のような目的があります
 ・ロジックの正当性の検証(仕様通りか)
 ・リグレッション防止(既存機能の破壊を防ぐ)
 ・リファクタリングの安心材料
 ・ドキュメント代わりになる

単体テストの重要事項

1.自己完結
 ・依存先(DBAPI、ファイルシステム)に依存しない事
 ・モック/スタブを活用して外部影響を排除

2.意図を明確に
 ・入力、処理、期待結果を明示的に記述
 ・テスト名や関数名も「~すべき」「~であること」のように読みやすく

 

網羅性とメンテ性のバランスをとる

・完全網羅できることが理想ですが、現実的には重要ロジック・分岐に焦点を絞る
・コーナーケース(null、空文字、上限/下限)なども忘れずに行う

 

作業効率を上げるための実践ポイント

1.テスト対象の設計を意識する(テストしやすいコードを書く)
 ・単一責任の関数に分ける(SRP原則)
 ・依存性注入(DI)を活用してテストしやすい構造に
 ・非同期・副作用のある処理は分離する

2.テストコードをDRYに保つ
 ・テストデータの共通化(FactoryBuilderパターン)
 ・テストセットアップの整理([TestInitialize]SetUp())

3.モックを賢く使う
 ・MoqNSubstituteを使って、依存するサービスを仮装
 ・過度なモック地獄に陥らないように注意(テスト対象が小さく分かれていることが前提)

4.カバレッジより「意図を持ったテスト」
 ・カバレッジ100%を盲目的に目指すのではなく、失敗しそうな箇所・重要な分岐を優先

5.CIで自動実行+失敗時は即通知
 ・GitHub Actions / Azure DevOps / GitLab CIなどで、テストは毎回自動実行
 ・失敗時はSlackTeamsに通知すれば早期対処が可能に

 

避けたいアンチパターン

アンチパターン 解説
テストが外部サービスに依存 テストが不安定になりCIが失敗しがちに
複数条件を1つのテストで テスト失敗時にどの条件が原因か特定しづらい
テストが長すぎる 保守性が下がり、新しい開発者が理解できなくなる
無意味なアサート Assert.AreEqual(true, true); などは意味がない
テストデータがハードコードされている 入力値変更が面倒、流用が効かない

 

まとめ

・単体テストは「時間の無駄」ではなく、「将来のバグ対応コストを抑える投資」
・最初は面倒でも、書けば書くほど開発スピードと安心感が増してきます
・特にチーム開発では、壊したらすぐにわかることや、変更に強いことが大きな価値になります

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