AWS Route53 ホストゾーンのレコードをエクスポートする方法

「お客さんからDNSレコードの提出を求められましたが、レコードが多すぎて、コピペするだけでも何時間もかかってしまいます…」 

皆さんはこんな状況にあったことはありますでしょうか。そんなときは、cli53を使えば、単純なコピペ作業を一切せずにすべてのレコードを一気にエクスポートすることができます。 

今回はcli53を利用してRoute53のレコードをエクスポートする方法について紹介します。 

cli53のインストール 

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cli53 : https://github.com/barnybug/cli53 

ダウンロード: https://github.com/barnybug/cli53/releases/latest 

今回はWindowsにcli53をインストールします。MacOSやLinuxで利用したい方はcli53公式サイトからインストール方法を参照してください。 

　上記のダウンロードページからWindows用のcli53.exeファイルをダウンロードします。三つのバージョンがありますが、利用するPCのシステム種類と同じexeファイルをダウンロードします。PCのシステム種類はShellから以下のコマンドを実行して、確認します。 

ダウンロードし終えましたら、Shellでコマンドが使えるかどうかを確認します。下記スクショのように表示されたら問題なく使えます。 

専用ユーザの作成 

次に、エクスポートするために、AWS IAMから「AmazonRoute53ReadOnlyAccess」権限を持つユーザを作成します。 

　ユーザを作成したら、ユーザ詳細画面の「セキュリティ認証情報」タグからアクセスキーを作成します。作成後、アクセスキーとシークレットアクセスキーを控えておきます。 

ホストゾーンのエクスポート 

アクセスキーを取得しましたら、いよいよゾーンファイルをエクスポートできるようになります。まずは下記スクショのように、Shellからアクセスキーとシークレットアクセスキーを設定します。リージョンはエクスポートしたいホストゾーンのリージョンに設定ます。東京リージョンは「ap-northeast-1」になります。 

セットアップ完了しましたら、Route53のホストゾーンの一覧を表示させます。エクスポートの対象ドメインを確認します。対象ドメインがリストにありましたら、レコード情報をエクスポートします。 

　このように、cli53を利用すれば、Route53のホストゾーンを一気にエクスポートすることが可能になります。ぜひとも、試してみてください。 

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