IAMを設定してAWSのアカウント権限を管理する方法(前編)

今回は、IAMを設定してAWSのアカウント権限を管理する方法をご紹介します。

IAMとは

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AWSはWEBコンソール、CLIなどAWSを利用する時にはどの方法でも同じくAPIでAWSを操作することになります。IAMを使うことで、APIの利用について、誰が何を操作できるかを制御することができます。

IAMポリシー

IAMポリシーはアクセス許可を定義します。

ポリシーの分類

権限を制限するポリシー

  • 組織SCPポリシー(Organization SCPs)

  • アクセス許可境界(Permissions boundaries)

  • セッションポリシー(Session policies)

権限を付加するポリシー

  • アイデンティティベースポリシー(Identity-based policies)

    • AWS管理型ポリシー(AWS Managed policies):AWSが提供するグローバル適用可能ポリシー

    • 顧客管理型ポリシー(Customer Managed policies):顧客が直接生成し、顧客アカウントでのみ使用可能なポリシー

    • インラインポリシー(In-line policies):単一ユーザーグループの役割に直接追加するポリシー(リサイクル不可)

  • リソース基盤政策 (Resource-based policies)

  • アクセス制御リスト (Access Control Lists, ACLs)

アイデンティティベースポリシー(Identity-based policies)

IAMUser、Group、Roleなどが遂行できる作業、リソース及び条件を制御するJSON権限ポリシー文書

  • 管理ポリシー(AWS Managed policies)
    AWSが管理して提供しているポリシーでAWS アイコンが表示されています。

    AWSで提供されているポリシーなのでどのアカウントでも利用できます。

  • カスタマー管理ポリシー(Customer Managed policies)
    ユーザが作成したポリシー
    カスタマー管理ポリシーはポリシーが作られたアカウントのみ使用できます。

  • インラインポリシー(inline)
    IAM User, Group, Roleに含まれる固有なポリシーです。
    なのでポリシーに変更があっても他のIAM User, Group, Roleに影響がないです。

ユーザーにポリシーを追加する方法(管理ポリシー、カスタマー管理ポリシー)

「ユーザー」を選択

「アクセス権限の追加」を選択

「既存のポリシーを直接アタッチ」を選択し、「ポリシー」を選択して追加します。

ユーザーにポリシーを追加する方法(インラインポリシー)
「ユーザー」を選択し、「インラインポリシーの追加」を選択

「AWSサービス」を選択し「アクション(権限)」を選択します。
権限を追加するサービスのリソースを選択してインラインポリシーを追加します。

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