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AIによるレビューとリファクタリング
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AIをプログラミングに活用する事例が増えていますが、その役割は単に「コードを自動で書く」だけにとどまりません。AIを、既存のコードの品質を向上させるためのコードレビューや、より良い設計にするためのリファクタリングに活用することも可能です。
本記事では、主要なAI言語モデルであるGPT-4o、Claude 3 Opus、Gemini 1.5 Proが、どのようなレビューとリファクタリングの提案ができるかを比較します。
1. GPT-4o(OpenAI)
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GPT-4oは、豊富な学習データと高い推論能力により、まるでベテランエンジニアがレビューしているかのような、多角的な視点からの提案が強みです。
単にバグを指摘するだけでなく、可読性や保守性を高めるための具体的な改善点を詳細に提示します。コードの意図を正確に読み取り、より効率的でその言語らしい記述へのリファクタリングを提案する能力に優れています。また、ユーザーの質問に対して、簡潔かつ分かりやすい言葉で回答するコミュニケーション能力も高いです。
2. Claude 3 Opus
Claude 3 Opusは、特に安全性と倫理に重点を置いて開発されたため、コードレビューにおいてもその姿勢が反映されます。
特に、セキュリティ脆弱性を徹底的に洗い出し、その対策を具体的に提案する点が特徴です。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)といった、潜在的なリスクを見抜く能力に長けています。また、大規模なコードブロックや複雑なロジックを正確に理解し、全体像を俯瞰した上でのリファクタリングを提案できます。
3. Gemini 1.5 Pro
Gemini 1.5 Proは、膨大なコンテキストウィンドウを持つことが最大の特徴です。この能力を活かし、コードスニペットだけでなく、関連するドキュメントや複数のファイル全体を一度に読み込んで、レビューやリファクタリングに活用できます。
特定の関数だけでなく、その関数が他のどのファイルでどのように利用されているかを把握した上で、より整合性の取れたリファクタリングを提案します。さらに、コードと同時に技術仕様書やフローチャートなどの画像情報も理解してレビューに含めることができ、多角的な視点からのアドバイスが可能です。
まとめ
それぞれのモデルは異なる強みを持っています。
GPT-4oは、実践的な知識に基づき、質の高いコードを求める開発者におすすめです。
Claude 3 Opusは、セキュリティを重視し、保守性の高いシステム開発を行う開発者や、チームでのレビューを円滑に進めたい場合に適しています。
Gemini 1.5 Proは、大規模なプロジェクトや、複数のファイル、ドキュメントを横断したレビューが必要な開発者に最適です。
それぞれのモデルの特性を理解し、開発スタイルやプロジェクトのニーズに合ったAIを選びましょう。
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