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AWS Organizations、リザーブドインスタンス、Savings Plansに関して(COST節減)
- #AWS
AWS Organizationsとは
Organizations は英語で組織と言う意味でAWSのアカウントを統合して管理およびポリシーの設定が可能であり、利用料金も統合して支払うことができます。
複数のアカウントのインスタンスを統合してリザーブドインスタンスとSavings Plansを適用し、費用節減効果を期待できる無料サービスです。
AWS Organizations設定方法
組織を管理するアカウントからAWS Organizations コンソール接続して組織を作成します。
管理アカウントのEmailに送信されましたメールを確認して「Verify your emil address」をクリックしてください。この認証が終わった後に組織に他のアカウントを招待することができます。
今回は既存の AWS アカウントと追加してみます。
対象になるアカウントIDまたはEmailを入力してください。
アカウントIDがわからない場合は対象のアカウントにログインして右上の名前がある部分にある▽クリックして確認可能です。
メッセージは後に対象のアカウント認証する時に備考に表示されます。
「招待を送信」をクリックすると
管理アカウントように組織対象になるアカウントにも認証メールに来るので確認が必要です。
これで組織に登録完了です。
リザーブドインスタンスとは
インスタンスを1年または3年約定して割引を受けることができます。
決済オプションとしては全額前払い、一部前払い、前払いなしが選択でき、
スタンダード予約とコンバーチブル予約が選択できます。
スタンダード予約で3年約定に全額前払いを利用すると、最大割引が受けられます。
リザーブドインスタンスは 40 個まで購入できます。
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スタンダードとコンバーティブル
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スタンダード
最大割引サービス(オンデマンド比最大72%)を提供し、使用量が継続している場合に最適です。 -
コンバーティブル
リザーブドインスタンスのプロパティを変更することができます。(変更後の予約インスタンス金額が変更前より大きい、または同じ場合に限る。) スタンダードと同様にコンバーチブルも使用量が安定する場合に最適です。 -
https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/reserved-instances/?nc1=h_ls
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特徴 |
スタンダード |
コンバーティブル |
期間 (オンデマンド料金の平均割引率) |
1 年 (40%)、3 年 (60%) |
1 年 (31%)、3 年 (54%) |
アベイラビリティーゾーン、インスタンスサイズ (Linux OS)、ネットワークタイプの変更 |
有 (ModifyReservedInstances API およびコンソールを使用) |
有 (ExchangeReservedInstances API およびコンソールを使用) |
インスタンスファミリー、オペレーティングシステム、テナンシー、支払いオプションの変更 |
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有 |
料金割引の利点 |
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有 |
リザーブドインスタンス設定(!リンクは東京リージョン)
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EC2
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コンソール➞EC2➞インスタンス➞リザーブドインスタンス
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RDS
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コンソール➞RDS➞リザーブドインスタンス
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ElastiCache
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コンソール➞ElastiCache➞リザーブドノード
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Elasticsearch
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コンソール➞Elasticsearch➞リザーブドインスタンス
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リザーブドインスタンス設定参考ページ
AWS コスト管理からリザーブドインスタンスの推奨事項で推奨タイプの選択を選択して
今までのデーターでAWSが推薦するリザーブドインスタンスを確認できます。
Savings Plansとは
時間当りコンピューティング使用費用を約定すると、割引が受けられます。
例えば、1時間に$10と約定するとコンピューティング使用量に対して$10までSavings Plans価格が請求され、約定以外の料金はオンデマンドで請求されます
(Savings Plansの時間当たりの使用金はオンディーアンドより安いため、同じ価格でもSavings Plansがより多くのコンピューティングを提供します。)
Savings Plansも1年または3年約定が可能で、Compute Savings Plans、EC2 Instance Savings Plansタイプを提供します。
インスタンスを予約するのではなく、インスタンスのコンピューティング使用費用を約定するものなので、予約インスタンスより柔軟なサービスを提供します。
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Compute Savings PlansとEC2 Instance Savings Plans
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Compute Savings Plans
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リザーブドインスタンス-スタンダードと割引率同じ
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オンデマンド比最大66%削減
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EC2インスタンスファミリー、インスタンスサイズ、AZ、リージョン、OS、tenancy関係なく適用
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Fargate適用可能
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例:c4でm5のインスタンス変更したり、EU(Ireland)でEU(London)に移動したり、EC2でFargateで移動しても自動的に割引適用
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EC2 Instance Savings Plans
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リザーブドインスタンス-コンバーティブルと割引率同じ
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オンデマンド比最大72%削減
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AZ、インスタンスサイズ、OS、Tenancy関係なく適用
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リージョン、インスタンスファミリーは指定
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例:Windowsを実行するc5.xlargeをLinuxを実行するc5.2xlargeで移動しても自動的に割引適用
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Savings Plans設定
AWS コスト管理➞Savings Plans の購入
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Savings Plans設定参考ページ
Savings PlansもAWS コスト管理から推奨事項が確認できます。
AWS Organizationsにリザーブドインスタンス と Savings Plans の割引共有設定確認
基本変更がなかったら設定していると思いますがマイ請求ダッシュボードの請求設定から確認できます。
ご注意!!
Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) リザーブドインスタンス (RI) や Savings Plans など、継続的な支払い義務のあるサブスクリプションを購入した場合、アカウントを解約した後でもプラン期間が終了するまで、これらのサブスクリプションに対して課金されます。
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